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親としての引き際

雨。
銀行行って
図書館行って
寒いからあとはゆっくりしとこう、の木曜日。 

気がつけば自分たちは子育てをなんとか終え
精神的にはだいぶラクになってる。
学生男子たちがまだうちにいた頃は
学校生活に支障がないように親としてサポートしてくことに必死で
とにかくもう疲れ切ってたから
もう2度とあの頃には戻りたくない。
当時やれることを全力でやりきったから
悔いもない。
そりゃ失敗もしてる。だって、親として全部のシーンが初体験だったんだから
連日が母ぶっつけ本番。今思い返して言えることは
”親だって人間なんだから、完璧にできるはずなかろうもん”( なんとなく九州弁)


今まさにぶっつけ本番で子育て中の友人たちがまだいるので
それぞれの話をきく機会がここんとこ続いてた。
大阪で会った友人(同年齢)はまだ2人の小学生の子育て中。
きけばきくほど感心するばかり。
だってまわりのママ友の大半が20代30代だってんだから
ノリをあわせるだけでもそうとうのエネルギーが要るだろう。
携帯のLINEでの母どうしの連絡には絵文字満載らしいし
母たちのダンス発表会があってそのときブームだったバブリーダンスをみんなで踊った(!)とか言うし。
が、がんばってるね、ほんとに...。 

ひとりは
まだ大学受験生がいる友人。
自分の息子のときの精神的しんどさったらなかったから
あぁ今そういう時期なのかーきついねーと同情したくなる。
でも大学入ったら解放されるね。もう少しだよ! 

そしてもうひとりは
明日、大学卒業式、そして就職先も決定してる、という息子さんをもつ友人。
ここが一番平和でほっとしてるのかと思ったら
これはこれで心配のタネは尽きないらしく
先日ひとしきり私に電話で2時間もあれこれ心配を話してた。(北海道から)

友人『いくつになっても子供は子供なんだから心配するもんでしょう?』
私「とはいえ、もう息子さん22歳なんだから大人だし、大丈夫だって」
友人『あとになってから、こないだ彼女と旅行行ってた、とか言うんだよ。普通、その前に
どこそこに泊まるからって親にちゃんと言っとくもんじゃない?緊急のときとか連絡つかないと困るしさー』
私「いやいやいや!彼女とでかけるのにいちいち親にどこそこ泊まるだの、普通言わないから!」

話してるうち、今は親のほうがなかなか子離れできない現実があるのかも、と思い始めてきた。
だって彼女は
明日の息子さんの大学卒業式にあわせて
数日前から金沢に来ちゃってるし。
この4年間、何度北海道から金沢に来てたかなぁ。
保護者会があるからって来てたこともあったよなぁ。
大学で保護者会って、実際、出る親いるの??って私は驚いたけど。 


我が家は大学にもなったら入学式も卒業式も
本人が出ればそれでいいんじゃないの?もう大人なんだから自己責任でやらせなよ、な考え方なので
親がまだ出席してる状況がどうも理解できなくて。
だけどいまどきは大学側も卒業式に
父兄のための席とか用意しちゃってんのかなぁ。

会社の面接に関わってる人の話によると
富山は、実家に暮らしながら通勤する若い人が多いらしく
一人暮らしして自力で頑張ろうとか
親から自立しようとか
そういう気概のある人はあまりないとか。
親も親で
一緒に住んで欲しいと思う人が多いらしく
無条件で、いい年した我が子をそのまま暮らさせてしまってるらしい。
会社に近いならともかく
通勤にけっこう距離がある家だろうが、やっぱラクなんだろね、実家を出て会社の近くでアパート借ります、
と一からのやる気をみせるような勢いも感じられないそうだ。
子供の自立のためには
あんまりラクで居心地よすぎる実家を作っちゃだめだな、親も
と思った。
 




 

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by yukari  at 18:13
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