暑いときはきりかえのタイミング

こないだからのどうしようもない蒸し暑さで
びっくりするくらい汗だらだらの毎日で
そうなるとニンゲン、なんかもういろいろとやんなっちゃうというか思考力０になるというか。
暑い地域、たとえば沖縄は　”沖縄時間”　という、約束時間に平気で数十分遅れてやってくる、というのを
昔ケンミンショーで知って、なんだかなーと思ったけど
今はその気持ちが少しわかる。
暑いとこまかいことはどーでもよくなってしまう。
『暑くてしんどいんだからこのくらいでいいサー』

そういう状態で、長年抱えてきたいろいろな物を目にすると
『...もーいいんじゃない？これも』という気になって
10年以上前に作ったシャドーボックス作品の中のいくつかを
解体することにした。

ばりばり
 

…これも、もーいいやー

中身は全廃棄。
で、額だけ、になった姿に
なんかもう心からせいせいした。
引っ越しのたびに大量に物を処分してきて最小限になったつもりでいても
こういう作品については、作成途中の苦労とか、時間とか、けっこう高い材料費とか
そういう思い出がからみあってて
せいぜいで、札幌で生徒さんたちにプレゼントしてきたそのていどのことしかできなかった。
だから、やっとの思いでひとまず手持ちの数十個のうちの６個は解体できて
したらしたで気持ちすっきり。
過去にとらわれてたんだろうなぁ。

ついでに
そういえばと、１年前に、にわかづくりで非常袋を作ったけど
あの中身、なんだっけ？で開いてみると
期限のきれた食品が５種類。
今度また買って入れ替えとかなきゃね、でそれは出して。
48歳だった去年、これがベスト！と思って中身用意したはずなのに
49歳の今、あたしなんでこんなの入れたかな...と１年後の自分が謎を抱えてながめてる。
１年で自分の気持ちや発想もずいぶんと切り替わるものだなとびっくりする。

汗だらだらついでに
あらためて自分の洋服をもう一度ながめてみた。
破れてるわけでも
サイズが小さくて着れないというわけでもないけど
なんとなく朝になってなに着ようか、とおもったときに手がのびない服たち…
この夏なんてあたし、Tシャツ３枚とブラウス２枚、スカート２枚、パンツ３本、これをただじゅんぐりに着てるから
他のは結局ただの控えベンチ選手。
『…他の、なくてもいいんじゃないの？』
こないだ受け取ってもらえなかった新品パンプスと一緒に、この２週間で１度も着てないのを風呂敷で包む。
また今度ちがうリサイクルショップに持ってってみよう…。で、そっちでも引き取ってもらえなかったら
わりきって処分しよう。

押入れのプラスチックケースも
サイズばらばらのはもう処分。
富山市は可燃ごみの日にそのままごみステーションに出せばいい、とあったから
こんなでっかいの、ほんとに大丈夫？と思いながら出してみたけど
ちゃんと回収されてた。すごいな。
富山に来た当時は段ボール30個ていどで引っ越してきたというのに
この２年半で実はなんだかんだ、大物も買い足して増えてるのに気づく。
もっともっとすっきり最小限で暮らしたい。
ただでさえ年々気温があがってるのを実感する夏。
暑苦しく暮らすのはいや。風がふきぬけるくらいに少ない物だけで暮らしたい。