段取りがよいということ
朝から快晴の土曜日ですが
今日は午後からふたりともそれぞれ出勤しなければ。
出勤前に
会社に提出しなければならない”年末調整の書類”を
茶の間のテーブルでせっせと書き込む夫の姿。
今年もそういう時期になりました。
書き方は「新入社員のときに最初の会社の庶務さんから教わった」とのこと。
裏には一応書き方の説明書きはざっくりと書いてありますが
この細かい文字と、年に1度しか出会わない書類ということで
やっぱりそういうふうに一度どこかで教わらないと
ちょっと難しい書類だなぁと感じてしまいます。
私、書いたことないから、書けと言われるとどうしていいやらわからない。
最初に一度教わったことで夫は
家族がひとり増え、ふたり増え、したときに
追加追加と書き込んでいけばいい、と要領をつかんだけれど
年によって保険料や職場などあれこれ変化はあるわけなので
念のため毎年、書き込んだ用紙をちゃんとコピーとって手元に残し
翌年のこの時期にまた書き込むときに、それを見ながら書くべきところを思い出す、というふうに
自分にとって作業しやすいようにしているようです。段取りがいい。
段取りといえば
この本が私にとって今年一番のヒットでした。
建築用語からきている言葉がこんなにあったのかと驚かされます。
で、思い出したのは20年前に
神奈川県に家を建てるとき
住宅メーカー指定の設計士がどうもへたくそで図面上、階段の取り方がなんかおかしかった。
こちらは素人だしまだ若かったので、設計士に「こうするしか階段がとれません」と言われると、
そうなのか〜と思ってしまった。
だけど建築途中で大工さんが図面を見て、「この階段変だよ。ちゃんとしたの作れるから、ちょっと変えるよ」と
大工さんの判断と技術でちゃんとした階段を作ってもらえた。
これこそが
『段取りが良い』の見本のような話だったわけです。
でも
そうやって若くして建てた一戸建て、建てるまでは着実に計画進めて『段取りがよかった』けれど
結局10年目に手放してしまってそれは建てるタイミングとして『段取りがよくなかった』かもしれず
けど、良い買い手がみつかって即手放したことは今、結果として『段取りがよかった』のかもしれず。
ともかく
段取りって大事。
準備不足で苦し紛れに”階段を上りきらない階段途中にトイレを配置する図面”を描くようないい加減な設計士と
長い経験からちゃんとした仕事をしてくれた大工さん
どちらも心の中に教訓として残る2パターンの人たちです。
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