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段取りがよいということ

朝から快晴の土曜日ですが
今日は午後からふたりともそれぞれ出勤しなければ。
出勤前に
会社に提出しなければならない”年末調整の書類”を
茶の間のテーブルでせっせと書き込む夫の姿。
今年もそういう時期になりました。

書き方は「新入社員のときに最初の会社の庶務さんから教わった」とのこと。
裏には一応書き方の説明書きはざっくりと書いてありますが
この細かい文字と、年に1度しか出会わない書類ということで
やっぱりそういうふうに一度どこかで教わらないと
ちょっと難しい書類だなぁと感じてしまいます。
私、書いたことないから、書けと言われるとどうしていいやらわからない。

最初に一度教わったことで夫は
家族がひとり増え、ふたり増え、したときに
追加追加と書き込んでいけばいい、と要領をつかんだけれど
年によって保険料や職場などあれこれ変化はあるわけなので
念のため毎年、書き込んだ用紙をちゃんとコピーとって手元に残し 
翌年のこの時期にまた書き込むときに、それを見ながら書くべきところを思い出す、というふうに
自分にとって作業しやすいようにしているようです。段取りがいい。

段取りといえば
この本が私にとって今年一番のヒットでした。
IMG 7062

建築用語からきている言葉がこんなにあったのかと驚かされます。
で、思い出したのは20年前に
神奈川県に家を建てるとき
住宅メーカー指定の設計士がどうもへたくそで図面上、階段の取り方がなんかおかしかった。
こちらは素人だしまだ若かったので、設計士に「こうするしか階段がとれません」と言われると、
そうなのか〜と思ってしまった。
だけど建築途中で大工さんが図面を見て、「この階段変だよ。ちゃんとしたの作れるから、ちょっと変えるよ」と
大工さんの判断と技術でちゃんとした階段を作ってもらえた。
これこそが
『段取りが良い』の見本のような話だったわけです。

でも
そうやって若くして建てた一戸建て、建てるまでは着実に計画進めて『段取りがよかった』けれど
結局10年目に手放してしまってそれは建てるタイミングとして『段取りがよくなかった』かもしれず
けど、良い買い手がみつかって即手放したことは今、結果として『段取りがよかった』のかもしれず。
ともかく
段取りって大事。
準備不足で苦し紛れに”階段を上りきらない階段途中にトイレを配置する図面”を描くようないい加減な設計士と
長い経験からちゃんとした仕事をしてくれた大工さん
どちらも心の中に教訓として残る2パターンの人たちです。


 

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by yukari  at 15:22
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