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受験生が家にいるのといないのと

親として
あんなにやきもきさせられた子供の受験シーズンも
通り過ぎてしまえば
あぁ、そーだっけ(苦笑)な出来事ばかり。
その当時は親のほうが精神的に追い詰められてるんじゃないかって思わされることばかりで
ただもうへとへとな記憶しか残ってなかったけど
最後の受験生を2年前に見届けた今の時点で
ふとふりかえったこれまでの息子たちの受験どたばたは
なんかあきれすぎて笑うしかない場面がやたら多い。
昭和の受験経験者としての自分のアドバイスなんて
時代と状況が変わればまったく意味のないアドバイスで
なんであんなにえらそうに、息子たちにイライラしてたんだろうって。 
頑張った頑張らなかったではなく(行きたきゃちゃんと本人が努力してるはず)
縁がなきゃ第一希望校でも受からない。
滑り止めのつもりで受けたにしても本人にとっては
いい縁があったからそっちには導かれて受かった。
受験なんてそれがすべてだよねーと今なら冷静に思えるのに。 

直近では2年前の、次男の大学受験の記憶が新しいけど
あれは北海道暮らしを引き払う、別のドタバタと同時進行だったから
実はそっちのほうに意識がとられて
とにかくどこかに決まればそれでいい、と思えた。
結果、大学ではなく専門学校行きに決まったけど
実はどこからどう見ても息子にはこの道で正解だったとしか思えないこの2年間。
素敵な友達や彼女とは、この学校に来なければ出会えなかったろうし
たった1年でTOEIC900目前まで力がついたなんて
うっかり大学に受かんなくてよかったとすら思う。

高校受験はどうだっけ?で5年前の今頃。
道コンという北海道の実力テストの結果が受験2週間前というタイミングで出て
そこに合格率が出てるから最終的な受験校を決定する(そーだっけねー。忘れてた)。
で、
息子は第一希望校の合格率2%だった。
いっそのこと0%ならともかく
2%て。コンピューター的評価にもわずかな情けをかけられたとしか(苦笑)、ということで
2%という響きに脱力した親と、2週間前になってようやくやばいかも…とにわか勉強しはじめた息子(間に合いませんて)。
で滑り止め私立高校に行くことになったけど
この高校がまた楽しい体育会系高校だったから(私立はさすが選り抜きの良い先生も多い)
今となってはうっかり道立高校のほうに受かんなくてよかったなぁと思う。

長男は対照的で
真面目に勉強して
道立高校
公立大学にトントンと受かったけど
それが人生的に本当に正解だったのか
今の不器用な社会人の長男を見てるとわからなくなってくる。
だって
滑り止め人生でやってきた次男のほうが挫折を何度も味わって気の持ちようを学んだからなのか
世渡り上手にもなって
高校&専門学校、計5年間の今日までの毎日
見ててほんとに楽しそうだ。

もう受験生はうちにはいないからこの時期も気楽なもん。
家の中が独特のぴりぴり感になる受験
過ぎてしまえば、
親が子供にただえらそうに物言ってただけの期間だったかも、
と気づきました。





 

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by yukari  at 09:50
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