心洗われる空間
あるのは知っていながら
一度も行ったことがなかった、射水市の大島絵本館に行ってみました。
絵本だからと、子どものための空間でもない、大人が見たって絵本は楽しい、と。
しっかり入場料がかかるのは想定外でしたが(図書館じゃないものね。大人510円)
この絵本の種類と量なら
その気になれば丸1日楽しんで読めそう。
しかけ絵本もいっぱいあって
開くと
うわぁ〜 花が咲いた!
小さい子がお母さんと一緒に本を読んだり
工作したり
色を塗ったり
いろんなエリアがあって
こんな施設が近所にあってしょっちゅう来てたら
工作大好き絵本大好きな、感性豊かないい子に育つだろうなぁと感じました。
こみねゆらさんという、絵本の絵を描かれているかたの
絵本原画展もやっていました。
『しあわせなおうじ』なんて
何十年ぶりに目にするだろう?
で、この絵本の絵を描かれてた方なんですね、こみねゆらさんて。
壁にかかった原画の下には
それぞれのページのお話もちゃんと添えられているので
読み進めながら絵をたどってながめて歩けます。
どんなお話だっけ?と思いながら読んで
あまりの切なさにお話に入りこみながら最後まで絵をたどって歩きました。
せつない
あまりにせつない。
しあわせなおうじ、という題名なのに
結末はあまりにせつない。
だけどおうじ自身はしあわせだったんですよね、無償の愛をそそげて。
なんか
ぐっとくるお話でした。
大人になってから絵本を読むと
受け取り方もちがうものです。
絵本には展開が残酷なものも多い。
かちかちやま、も、どんな話だっけ?で読んでみる。
と
途中でたぬきがおばあさんを撲殺してしまったりする。あんまりだ。
だけど子供のころはそこんところは案外さらっと流して読んでて
重点は、悪いたぬきが、いいうさぎにやっつけられてめでたしめでたし、
の部分だった。
子供と大人では
人生経験がちがうから
同じ話を見ても受け取り方がちがう。これは大きな発見です。
絵本てやっぱりいいものです。
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