50歳の挑戦

これまで引っ越しが多くて
国内国外あちこち住んできたし
旅行もちょこちょこしてきたから
もういい加減、どこに旅行行きたいだの、それも海外に遊びにいきたいとかいうそういう欲求が
日に日になくなってきて
だいぶ疲れたし
平和にのんびりな富山の中で楽に過ごせばいっか、とかいう
やや腰が重い状態になってるのは
実はこのごろ自分でもよくわかってる。
ただ
いろんな人を見てて思うのは
緊張感がなくなったり
好奇心がなくなったり
多少の負荷すら自分にかけなくなったりすると
人はとたんに老ける、ということ。
それは年をとればとるほど如実にあらわれる現象だなぁと。
なのでここらで
50歳の挑戦。

きっかけは
手元に残してあった数少ない雑誌　”天然生活” ３冊のうちの１冊。
それも2012年発行の。
先週たまたま見返してて
このページに目がとまった。
 

なんども見てたはずなのに
これまでの自分には全くヒットしなかった写真だった。だけど
今の自分にはなぜかひっかかったページ。

バスク　という地名。
そしてそれが
スペインあたりらしい、という情報。
その地方のチーズケーキは焦がすのがポイントで
さらにおやつというより、ワインのつまみにいいらしい、という情報にぐっときたので
レシピをみながら作ってみた。
どんな味なのかなと。

そしたら
今の自分が『美味しい！』と感じる味で
おお！と。
 

急いでジュピターに行ってスペイン産ワインも買ってきて
ワインと一緒につまんでみたら
これまた
おおお！と。

そしたらがぜん
バスクに興味が。

不思議なもので
そういう意識でいると
ふらーっと書店に行っても
なにげに目にとまるものがスペインがらみの本ばかり。
旅行誌はともかく
料理本の棚にまさかのバスク料理の本をみつけてしまったときには
ピンポイントすぎて
「導かれてる、これは」とすら感じた（笑）。 

というわけで
数年後にはぜひともスペイン、それもバスクを旅しに行こう！という目標ができて
これまでまったく興味がなかったスペイン語をちょっとずつ勉強してみようかという気になってる。
バスクはバスク語というローカル言語があるらしいけど
スペインとフランスのあいだに位置するということで
スペイン語は話せて無駄はないだろうと。

実は英語より
スペイン語が話せたほうが海外では便利な地域が多い。
私の大好きなメキシコも
スペイン語が話せてたらもっと楽しめたろうと思うし
次へのステップのためにも
簡単な会話くらいできるようになりたい、という欲が
久しぶりにうまれてちょっと嬉しい。

７月も終わりだけど毎日あいかわらず暑いし
室内でできるこういう課題をいくつか作って
夏休みの宿題みたいにやる夏、というのもいいかも。