車を持たずに富山暮らし

地場もん屋に
甘口と濃口ともうひとつこれが並んでて

多少トロンとしたジュレ状のものを想像しながら買ったんだけども
全然ジュレじゃなかった。
が、この『半ジュレ』という表示
『ジュレ』と言い切ってないからそこはまぁ間違ってはいないんだろうし
なんともどう理解したら。
とはいえ
『旨辛』はおっしゃるとおりで
カードの中の『大人向けのピリ辛味』の表示もそのとおりだったから
ま、いっか。
ネギとにんじんと豚肉をこれをかけて炒めただけでも
美味しかった。それどんぶりご飯にのっけたら男子は喜びそうだなって感じ。
呉羽の梨の力だね、きっと。

こないだから
自分が大好きなハード系ずっしりパンを求めてけっこう富山市内をさまよい歩いてる。
だけど
北側の”ボブ”で発見はしたものの、うちから徒歩50分の道のりは頻繁には行けないな〜と
なんとか南側エリアでどうにか、と
中央通はしっこの”ジャーマンベーカリー”に入ってみた。
なんたって”ジャーマン”だもの、ライ麦パンとかずっしりタイプのドイツパンはあるだろうと。 
そしたら、全然ジャーマンなパンは置いてなかった。
それ以来
”ジャーマンじゃないジャーマンベーカリー”という
ある意味印象に残るパン屋としてインプット。 

県唯一の国宝だそうで

そこをライトアップしつつ
プロジェクションマッピングもするという
荘厳な雰囲気の中に新しさもある、素敵な会場へ
実家の母や兄を誘って観に行ってみました。
 

わ、燃えとる〜！とそのへんの小学生の男の子がつぶやくのが可愛かった。

なんで大昔に
こういうものが作れたのか 

今作れっていっても
現代人には到底無理なんじゃないかと思ってしまう
この芸術性と繊細さ

あいの風に乗って
高岡駅瑞龍寺口から徒歩10分くらいの距離だけど
無料シャトルバスも出てたから往復利用させてもらった。
元気とはいえ80才前の母の足にはこのバスがあって良かったみたい。

日中の暑さが冷め始める夕方からぶら〜っとここを歩くのは
高尚な夕涼みって感じでなかなか良かったなぁ。

朝からじわじわと暑くなり
そんな日はまず布団干すでしょと。 夜寝るときのお日様のにおい、楽しみだ〜。

この時点で
今日は１歩も外に出んと、うちの中の涼しい北側の部屋でじっとしとこう...と心に誓った。
長年の北海道暮らしで、暑さに対してすっかりもう耐性がなくなって
こんな日に外歩いたら倒れてしまうわ、と。
 

昨日、初めて探検しに行ったアップルサンショウというスーパーで見つけた生のミギス。

生で売られてるのはほんとに新鮮な証拠です。さすが富山。
あしが早いからたいてい一夜干しで並んでる魚。

で、どうしようかと思いながら
せっかくのこの強い陽射しはぜひとも利用したいと
塩してベランダに干してみた。 

結局干すんかい、という感じだけど。

暑いとかえってあれこれ動いとかないとよけいしんどい。
そしてだるさのせいかなんだか甘いものも食べたくなり
アガーで豆乳ココアプリンを作り始める。 

うち、ふたり暮らしなのに。こんなに...

午後。ついに29度に。遮光カーテンをしめ、薄暗い茶の間で息をひそめながら過ごす。

今夜はこれを 

マカロニ代わりにサラダに使ってみました。
安いし便利。 

子どもの頃
週末になると
父親に連れていかれたところはいつも図書館でした。

好きなヤツ、選んでいいぞ、と言われて
あれもこれもと数冊抱えて
父もいろいろと選んで、毎週どっさり借りてきては
茶の間で広げて読みふけるのがなんだかおだやかな土曜日の夕方の過ごし方でした。

あれから何十年も経って
父も亡くなり
だけどその読書習慣は染み付いていて
どこに引っ越してもチェックするのは図書館の場所。
もう図書館なしでは暮らせない。
本が好きなように借りられる場所が近くにあること、それが自分なりに住むところを決める時の条件になっていた。

富山県から長年離れて暮らして知ったこと。
富山県は実は図書館がとっても多い県で
皆、読書習慣が他県よりかなりあります。
本に触れる機会が多い幼少時代が過ごせる、こんなこと、どこに住んでも当然なんだろうと思っていたけど
当然でもなく、図書館があちこちにあるということは経済的にゆとりのある県だということの象徴なんだ、ということが
他県に住んでよくわかった。北海道なんて札幌はまだましだけど
僻地に行くと図書分室すらなかったりする。本にたいして触れずに、興味すらもたずに育ってしまう子たちもけっこういます。

今日はグランドプラザでこんなイベントがあって
ぶらっと見に行ってみました。
朝から大盛況。
 

ほんとにみんな、本が好きなんだなぁ。
楽しそうに真剣に本を選んで買ってた。
会場で売られてたカレーとコーヒーの香りもまたいい感じで
結局つられて食べちゃったよ。

 

富山駅から東方面に
あいの風に乗って15分
あっというまに滑川に着いて驚きました。
滑川、こんなに近かったの？！と。

で、駅からまっすぐ正面に10分ほど歩けば
あっというまに海のそばのこの会場に着いて
わくわくが止まらない。 

ステージ上でおこなわれてたのが小学生たちの　”ほたるいかすくい”。　
金魚すくいの”ぽい”を使ってほたるいかをすくって数を競うという、
そしてすくったものは全部金魚すくい同様、ビニールに入れて泳がせながらお持ち帰りという
楽しくてしょうがない競技。
 

念願だったほたるいかミュージアムに初めて入館します！わくわく。
この季節にしか見られない　”発光ショー”　には感動のあまり
胸がうち震えました。

さらに
今のこの時期にしか体験できない、ホタルイカタッチ。 

か、かわいい…かわいすぎる...食べちゃいたいくらい...

なんだこのぷるっと感
なんだこの愛嬌
なんだこのスケルトン具合〜！！ 

富山湾の形状や
滑川のホタルイカ漁のしくみも知れるし

なんたって富山駅からたった15分でこの景色って
サイコーだなぁ。 

名物だったの？

たぶん食べたことないです…と思って買いました。

そばに『きなこ餅』のレシピがそえられてたので
それを参考に今朝の朝ご飯に。

水で戻すと
うはぁ〜　ぷにゃぷにゃ〜
赤ちゃんのほっぺだー　脱力するぅ〜
 

きなこまぶしたらいい感じに。

かじったら中からじゅわっと水が。
ぷにゃぷにゃ感につい舞い上がって
水のしぼり方があまかった…『麩』ということを瞬時に忘れちゃって。
だけどちゃんとしっかり水気しぼればもっとおいしいはず。

もしかしたら
フレンチトーストみたいにしたら
かなりいい線いくかもね、ってことで
今後いろいろに試してみたくなりました。 
”名物” を名乗りながら全然名物になりきってないこういうの、まだまだいっぱいあるような気がしてきたなぁ。
自分がただ知らないだけなのか
控えめな県民性だからアピールも控えめなのか
よくわからないけど。
 

今朝
”９割引激安”　のチラシに目が釘付け。
ピカピカの仏壇
通常価格にそもそも 丸何個ついてんだ...

今日は保育園からの幼なじみが
射水市から来てくれて嬉しかった。
普段、車ばかりでほとんど歩いてないなぁという友人なので
せっかく天気もいいし、ひとまず車は置いて
うちから歩いて行けそうなところに昼ご飯食べに行こうかと
総曲輪通りへ向かって一緒にてくてく。
ネットで調べて気になってた小さなメキシコ料理店へ。
帰りもジグザグ路地を通りながら歩いていくと
彼女はよそのお宅のプランターのチューリップに時々立ち止まりながら
『変わった種類やね〜、きれいやね〜』と眺めたり
『へぇ〜、ここ、あの道につながっとるんや〜』と
にわか発見をしたようで
最終的には
『やっぱ時々こうして歩かんとあかんね』という結論に。
歩くの楽しかったみたいでよかった。


富山市のまちなかにも
スーパーはぽつんぽつんとあることはあるけれど
米とじゃがいもと牛乳を同時に買って持って歩くのはけっこうキビシい…と
引っ越しそうそうに実感して、
すぐコープさんに手続き。重いものはお願いします。
で、今週も大量のチラシを持ってきてくれた。
 

最近、これをすみずみ眺めるのがお楽しみ。
蚊取り線香とか虫除けスプレーとか
札幌ではまったく必要なかったもの、
そうだそうだ、富山の夏には必要だっけ、と思い出すきっかけになったりします。

朝からお天気だったから
おにぎり持って
ポートラムに乗って 
終点岩瀬浜まで。
そこから矢印に沿って５分ほど歩けば
そこはもう海だった。 

なんてきめのこまかい砂。

遠くにきれいな山。

のんびりお散歩のお母さんと赤ちゃんが向こうにちっこい粒みたいに見えるけど
ひとの気配はそのくらい。 

おだやかな海。
まるでプライベートビーチって感じだなぁ。
風にふかれておにぎりをかじって
しばらくぽーっと海を見て
あぁなんて平和。。。と思いながら過ごしてた。
今度来る時は
ドーナツとポットにコーヒーでもいれて持ってこようかな。 

昨日20度のあったかい陽気に誘われて
いたち川沿いをぶらぶら歩いていたら

鯉のぼりがゆらゆら泳いでた。
あぁもうすぐ５月。

そして翌日の今日
一転して冷たい雨、風。寒い日曜日。
富山駅前から帰る夕方、立山そばに寄り道。 

かけそば300円で
おなかの底からあったまった。
 
 

他の県のドラッグストアでも
最近は赤玉やケロリンが普通に買える。
だからそういえばうちはずっと
北海道でもお腹痛いときは赤玉、
頭痛の時はケロリンを飲んできた。
ただ
広貫堂の歴史、富山の薬の歴史、
本物の広貫堂と資料館をほとんど知らずにきたので
ぶらっと見学に行ってみた。
見学です、と言ったら冷え冷えのスタミナドリンクをくれた。
入場無料でさらにドリンクまでくれるなんて、ここにも富山ならではの気前の良さを感じます。

そんなに広くはないけれど
いろんな薬の袋の絵柄も見れて、富山の薬の歴史もわかり、
一度は見ておくべきだなと思いました。
 

富山市は川が多い。

いたち川も素敵。
 

きれいな水がたえまなくそそぎこんで

川べりのきれいなわき水を
ペットボトルでくんでもいいような場所もところどころにある。
街の中なのにすごい。

松川べりには作品がたくさん設置されてて 

一緒に花見してるような気分だった。

富山城址公園内にある橋を渡れば

図書館にたどりつく。
ただぶらぶらしてもいい感じ。 

実家への用事をはたしついでに遠出してみようと
富山駅前のCiCのとこのレンタカー屋で一番安い車を借りてみた。
軽のTANTO。広くて快適だった。ナビも付いてるし。

あっというまに新湊。
お決まりのシロエビバーガーをまずは１個買ってわけっこしてみる。 

こちらもお決まりのきっときと市場。

てっきり札幌のカニ本家みたいな立体カニ看板だと思ってたのに
よくよく見れば
平面看板で、それはそれで驚いた。

内川べりはとてもおだやかな雰囲気。

狛犬が木製だよ！歴史の深さに驚いた放生津神社。

いいところだね、新湊。

魚売り場でその安さに驚く日々。

山菜も新鮮なのが地場もんやにいっぱい並ぶ。

もとの値段も安いというのに
さらに安くなる刺身に驚き 

べっこうはそういや富山ならではのものだったなぁと
何十年ぶりかの対面で思わず購入。

サザエさんのオープニングが富山バージョンになった。

近所の銀行が新ビルへ移転。
その日、お客さんには竹林堂の紅白酒饅頭がふるまわれた。
ザ、富山だ。 

近所の郵便局で夫婦で保険の手続きをしたところ
どうぞと渡された物は

こんなに。。。

なんて気前いいんだ、他の県でなにか契約してもこんなにもらったことなんてない。
この余裕こそ富山だ、と思う。 

護国神社で朝から蚤の市をやってるらしいとなにかで見たので
雨の中、行ってみたら
ほんとにやってた。 

毎月やるんですね。
次回は晴れるといいなぁ。

この日はチンドンコンクールの最終日で
決勝を県民会館でやるらしい、それも入場は無料らしい、ということで
ただの好奇心で行ってみたら
会場満員で
 

とても感動的な結末となり

最後は涙まじりで拍手。素晴らしかった。

息子が上京し
本格的に夫婦ふたりだけの富山市での生活が始まった４月。
翌日は気持ちのいい青空が広がり
松川べりの桜は満開になりました。 

富山市をよく知らないまま18歳で富山県の当時の射水郡を離れた私は
富山市内の松川べりがここまで桜の名所ということも知らなかったので
今回本気で感動してしまいました。

北海道は４月といえば花が咲くどころか
うっかりするとまだ雪がちらつくこともあり
５月のゴールデンウイークがすぎたらやっと
エゾヤマ桜が咲く、というペースだったので
久しぶりに正しく４月に、
それもソメイヨシノの満開がいかにも春らしく咲いた光景には
ただもう見とれるばかりでした。

アメリカと関東と北海道で育ち
親につきあっていったん一緒に富山に引っ越し
その２週間後には上京して学生新生活突入、という息子。
その上京の日、持たせたのは昆布のおにぎりと富山の水と
札幌農学校クッキーでした。 

札幌駅で見送り、ではなく
新千歳空港で見送り、でもなく
富山駅から、それも新幹線乗り場から東京行きの見送り、という展開になるとは
１年前は想像もできなかった現実でした。