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水引が近くにある環境

こないだ金沢で入った料理屋さんで
客それぞれのナフキンを固定するナフキンリングがわりに水引が巻いてあって
『こないだ来た時うっかりして持って帰らなかったんだけど、今回は持って帰ろう〜。きれいよね〜。』と
もともと他県出身の先方様がおっしゃって 

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私もそのときあらためてというか
水引というものをまじまじと手に持って観察したというか
記念に持って帰ってきました。

水引は、結婚式の引き出物だなんだについてたりしてなにげに昔から目にしてて
特別気にしたことがなかったけど
これって日本中あちこちにあたりまえにあるものじゃなかったんです。
長野とか金沢、富山、愛知
どちらかというと日本の真ん中エリア、冠婚葬祭派手エリア中心に栄えた文化というか
かなり贅沢な飾り物です。

たまたまその時もうひとり参加されたその方の知り合いが、金沢の地元の方で
”水引教室(さすが、金沢らしい習い事!)の帰り”とちょうど作品をいくつか手に来てくれてて
話によると
水引素材って、このヒモというか、1本が30円ほどしたりするんだそうです。
たった1本が?!って感じですが
じゃあこの、ナフキンリングの場合は6本どりだから単純にこれで180円くらいしちゃうわけ?ひ〜!

あ、そういえば!昔、披露宴に招待された時とかの祝儀袋に、派手に水引巻いてあるやつあったなぁ。
派手に豪華になればなるほど封筒が高いのも
あれはほとんど水引代だったのか!

披露宴で思い出したけど
北海道では披露宴は会費制があたりまえなので
会場についたら財布から皆さんじかにお金(会費13000円です、とかって招待状に書いてあるので悩まずに済む)とりだして
「はい」って感じで受付で支払い。
だから祝儀袋なんて北海道ではいっさい使わなかったなぁ。
おまけにその場でもらう席次票というか宴進行の紙の一番後ろに領収書までついてる(笑)。
合理的なあの北海道文化は、
北陸ほどの経済的豊さやゆとりや歴史がない土地ならではの、無理の無い地域支え合い文化なんだろうなぁ。
あの習慣ですっかり慣れきってしまったので
今、富山や本州内で披露宴とかに招待されたら
いったいどうしていいのか、いくら包めばいいのか
私たち夫婦はとんと見当がつかない。かなり困るんだろうなぁと想像します。


あの日、当日予定してた以上に時間をオーバーして指導したので
お礼にと、これをくれました。 

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水引の奥深さ、巻き方の技術あれこれ、を話にきかなければ
単にわー可愛い〜ありがとう〜だけだっただろうこれ
話きいちゃったら
ただ可愛い、きれい〜、だけじゃなく
3本どりで
よれないように
そして巻き方も難しそうだな、どーなってんの??
なんて
じっくりながめながらありがたくちょっと恐縮しつつ受け取る物となりました。

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by yukari  at 15:48
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