パティシエのたまごたち

このほそーい階段をのぼると
富山製菓専門学校があります。
今日は学校祭。
生徒たちが作ったお菓子やパン、ケーキの販売もあるというので
入ってみました。 

こういう限られた敷地内なので
学校の規模そのものが小さくせまいですが 
力作のお菓子をこうして並べて
行列で買い求めるお客さんをなんとかさばいていました。 

こぶりなケーキですがどれもおいしそう。

私は”サンマルク”というケーキを、
夫はまあるい”チーズケーキ”を買いました。 

製菓の専門学校、生徒は女の子が多いですね。
奥には生徒作品の、マジパンアートの展示もありましたが
か〜わいい〜って感じのマジパンのケーキ飾りはやはり女の子の作品ばかりでした。
男の子の作品はどこか『図工的』
実際のパティシエには男性が多いんですけど
それはやはりパティシエが案外、力作業だったりするからってのもありますね。
繊細な部分は女性パティシエが、勢いやスピードが必要な作業には男性パティシエが
うまく力を発揮できれば素敵なお菓子ができるのかなという気がしました。

私が行ってた東京の調理師の専門学校は９割が男子でした。
私みたいな女子はぽつんぽつんと混じってるていどで。
調理師は作るものもちがうし業界の空気感とかしきたりもちがう、どちらというと男の世界なので
学校の雰囲気もまったくちがいますが
でも、将来を夢見て技術を勉強して発表する姿は、なんか思い出すものがありました。
廊下には求人票とか就職内定票とか貼ってあって
あぁいつの時代もこういう仕事は給料が安いなぁ…と思ってしまいました。
もう少し評価してもらいたいもんです。ちゃんと専門的に勉強してるわけだし
この業界、けっこうな肉体労働なんだから。
富山市に『調理師専門学校』はないみたいですね。なんでないんだろう？ 

うちに帰ってコーヒーいれて
食べてみました。 

サンマルク、おいしかった〜。

他のお客さんたちは
パンにしろ、ケーキにしろ
10個くらい豪快に買ってる人が多かった。
たぶん毎年来て、どれもちゃんとおいしいの、知ってたんでしょうね。
来年もこの、サンマルクが並んでたら
今度は１個だけじゃなくて、４個くらい買っちゃうかも。