小さなしあわせはそこらにある

ほぼ毎日なにかしらその日のことを書き留めている記録魔なので
数年前の今日のことも簡単に振り返れます。
５年前の今日のこの日をさっき振り返ってみました。

北海道外の大学に行ってる長男の仕送り発生のため
モーレツに働いておりました。

朝５時起きで家族の朝食づくり
朝６時にはひとり先に朝食をとり
凍った路面を30分歩いてって
朝７時から札幌のとある銀行の保育園で給食作りのバイト開始（30人規模の保育園だから昼食は基本的にひとりかふたりで作る）
昼１時半におやつ用遅番の人といれかわりいったん帰宅、
家族の夕食を作りおき、
夕方４時から札幌大通の居酒屋厨房バイトにくりだし
はやくも忘年会シーズンということで残業も加わって
夜中11時頃に帰宅、という１日ほとんど肉体労働で立ち働きっぱなしの自分のことプラス
高校受験をひかえてやる気のない次男に頭のイタイ母としての毎日も加わって
もーどうしようもなくしんどい時期
それが５年前の今日だったのでした。
戻りたくない...もう２度と...
よく頑張った、あたし...

あぁそれに比べれば
今はなんて幸せなんでしょうか。
当時に比べて
たとえ収入が減ってても
たとえ車を手放した生活でも
たとえ持ち家じゃなくなってても
思春期の息子たちにふりまわされることなく（笑）
こうも心おだやかにコンパクトに
それもまさかの富山県で暮らせてる。
この時期とっくにスタートしてるそこらじゅうの凍った路面に体じゅう緊張させながら歩くことがなくなっただけでも
体がラク。
でもそれも
あのしんどい北海道厳冬体験を長年したからこそ実感できる幸せなのかもしれません。
富山の人はだいたいが
収入は多いほうが
車は持ってたほうが
家は広い持ち家のほうがいいじゃん
て思うんでしょうね。
収入は多いと多いなりに調子に乗って使いすぎて麻痺してくるし
車があるとちょっとそこまでも車を使い、結局ガソリンやら維持費がかかるうえに運動不足になり
広い持ち家は固定資産税が大変でした。（実感です）


だから
今の私たちのこのささやかすぎる幸せはもしかしたら富山の人には理解してもらえないのかもしれません。
ま、変な人たち、でいいです（苦笑）。
 

当時、うちの近所にパールモンドールというケーキ屋さんがあり
そこのサバランが好きでした。
ブリオッシュに洋酒がしみしみの定番スタイルでした。
そういえば
富山でサバランは買えるの？と調べてみたら
黒瀬のジラフに『アリババ』という名のサバランがあるというので
こないだ行ってきましたよ。 

ブリオッシュスタイルではなく
ちょっと上品なかたちです。 
しみしみ洋酒は、あきらかに大人向けの甘過ぎない味でした。
ここいつも、開いてんのか閉まってんのかわかりづらい店の外観ですが 
けっこうぞくぞくとお客さんが来てました。
近所でもないから、私たちがここに来たのは実に１年ぶり。
寒い季節になるとふと思い出すケーキ屋さんです。
ただ
気のせいかな、なんか形がいびつ。
１年前はどこをどう見ても完璧な形のケーキだらけだったんだけど
『マッドピエロ』のデザイン（上のクランブルの粒のサイズ）もちょっと変わってたし
店の中のなにかが変わったのかな？