この時期食べたくなるもの
戦時中にさつまいもしか食べるものがなくて
さつまいもにはあまり良い思い出がない、と昭和ひと桁生まれの父が言ってたのに
私が小学生の頃、家庭菜園ではその父と母が
せっせとさつまいもを作ってた。たぶん作りやすい作物なんでしょう。
芋掘りのときは私も手伝いにつきあったこともあったけど
はりきってぐっと掘り起こした芋の下にヘビがとぐろまいてたことがあって
足の遅い私が信じられないくらいの猛スピードで車に走って逃げて中で泣いてた、ということがあって以来
芋掘りには行かなくなった。
で、
父が輪切りにして油で揚げて、はちみつとゴマをかけて
大学芋もどきをいつも作ってくれた。
だから実家の大学芋は輪切りスタイルだった。
九州の夫の親も
熊本の家庭菜園で”からいも”(九州でさつまいものことをこう言います)を作ったと
先日送ってくれたから
今日はその芋を使って、皮のところはちょっと穴だらけだったから皮はむいて
輪切りスタイルで揚げてみた。
で、はちみつをかけて。黒ごま切らしてるから、これで。(黒ごまも無いんかい、な我が家)
テーブルに置いといて
ちょっとつまむのにいいんです、これ。
父の命日が近づくと
こういう、父が作ってくれたものを思い出します。
夜9時頃、”今日の料理”とか”欽どん”とか観てると
父がおもむろに台所に立って、あったかいココアを作ってくれました。
仕上げにちょっとバターを落とす、というのが父のやり方。
食事は基本、母が作るけど
そういうちょっと非日常のおやつ的なものは父担当でした。
毎日の食事づくりの母のほうが大変なのに
子供心に、父のそういうもののほうがご褒美的に心に強く残っています。
『なんか…なんかなぁ...(朝ドラ観てると、このセリフのときちょっといらっとしますが(苦笑))
料理はいっつも作らずにたまーに作ったほうが家族はありがたがってくれるもんなんやろか』(すみれ口調)
そんな気すらしてきます。
昨日、ご飯+麹+水で甘酒があっけなく完成。でも
麹+水オンリーで甘酒、のレシピも発見したので
米無しで〜??と思ってやってみました。
できました。
見た目ただのおかゆっぽいけど
ちゃんと甘い。
米無しでできるんなら…米無しでいいかぁ?なんて(苦笑)。
まぁちょっとサラっとしてるけど。
この冬はせっせと甘酒を作って
甘酒利用の料理の可能性を探ってみようと思います。
(焼酎にいれてもおいしいっていうし)
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