高岡の底力
今朝は5度目の白い朝となりました。
でもまた明日には融けるでしょう。はかないくらいがちょうどいい。
最近このドラマにはまっています。
原作は藤子F不二雄さんの漫画ですね。
漫画のほうは読んだことなかったんだけど
このドラマのおかげで読んでみたくなりました。
はまりポイントとして
キョンキョンの鬼嫁っぷりと
堤真一の気弱ながらも責任感はある自然にゆるい演技のサラリーマンぶり。
そしてこのふたりのかけあいのシーン。
ここだけは毎度完全にアドリブなんだそうです。
そして
ときどきにじませるこういうシーン。
今回はここでした。
『原作者が一緒だから
1回だけこれ使っていいって』
原作者=藤子不二雄
これ=身代わりロボット
他の藤子不二雄漫画のキャラもこうしてゆるーく出てきたり(笑)。
高岡工芸高校出身の藤本さんの後輩でもある方が
先日新聞にも出てましたね。
発想のゆる〜い面白さとか美的感性とか
高岡で育ったからこその底力があるのかもしれないと思った出来事でした。
歴史ある高岡の老舗お菓子屋さん大野屋さんの
見た目シンプルすぎるお菓子”とこなつ”が
子供のころはあまり好きではなかった。いつももらいものでうちにありすぎました。
それに子供はやっぱり洋菓子のきらびやかさにひかれるもので。
味も『甘いだけじゃん』なんて思ってたんだけど
大人になってから苦いお茶と一緒にじっくり食べたら
こんなに素敵なお菓子だったかとはっとさせられた。それ以来
昔から見慣れすぎてあんまり印象よくなかったお菓子
今なら良さがわかるかもしれない、と思い始めています。
最近は高岡ラムネなんてのも出してて
食べてみないとわからないと思って
開けてみたら想定外にちっちゃくて(苦笑)
わかっちゃいたけど
やっぱりシンプル。
ラムネだからあたりまえにあっというまに融けてなくなります。
とこなつ以上に腹のたしにもならない(苦笑)お菓子ですが
このシンプルな美は
案外、県外からの旅行者やお土産品として
人気があるらしく。
近くにありすぎて良さがわかりづらいものって多い。
駅前とか特にさびれてほんまにどーしよーもないなぁとか言ってしまう高岡なんだけど
日本酒にも人気ありすぎてなかなか手に入りづらい『勝駒』もあるし
錫の『能作』もあるし
高岡の、表面的な派手さ(どこぞのようになんでもかんでも金箔ちらすようなことはせん)
を追い求めずに信念をもってじっくり取り組める気質は
素晴らしいと思うこの頃です。
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