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西側の強い大伴家持愛

先日
あいの風線に新駅ができるというニュースが。
名前は『高岡やぶなみ』駅に決まったとのこと。 

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なにそれ、老舗蕎麦屋みたいな地味な名前だなぁ…と思ってしまった私は
ただの勉強不足、と思い知らされました。
奈良時代、高岡エリア側の地域を歌にもりこんでいた大伴家持。
そのひとつに地域を指して
『やぶなみ』と表現しているんですねぇ。
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高岡の人たちはちゃんとそれを理解しているからこそ
『越中高岡』か『かたかごの里』か『高岡やぶなみ』かで選ぶとすれば、で
『高岡やぶなみ』じゃない?やっぱ、と多数が納得したんだろうと思いました。
偶然ですが
この歌、奈良時代の2月18日に歌われた歌、なんですね。
明日、2月18日です。平成の。
千数百年以上もの長い歴史をさかのぼって、まさかこのタイミングでひとつの歌のひとつの言葉にスポットがあたろうとは
大伴家持もびっくりでしょう。高岡にいたの、たった5年間だったのに、まるで高岡出身かのように
今もここまで愛されてほんとすごい。

万葉の里、じゃなくて、かたかごの里、が候補にあがった理由がちょっとよくわかりませんが
西側にはこういうリスペクトする歴史上人物がいます。
じゃあ呉羽からこっちの東側には
そういう人物っているのでしょうか?
ざっと見た感じ、家持ばりにお菓子などに名前や由来やイラストがのってるような そういう人物
思い当たりません。
思い当たるのは
魚津駅でみつけた『米騒動発祥の地』の文字がついてたどらやき。人物というよりあれは出来事だしなぁ。
佐々成政も富山に数年関わってたというわりには、地域の人からは、別にお菓子にそれを盛り込むまでもないか、という
感じのドライな扱いだし。
よそにはリスペクト歴史人物(武田信玄とか西郷隆盛とか)がけっこう地域に根付いてるとこあるけど(信玄餅なんて誰もが知るお菓子だし)
富山の東側ってそういう存在がほとんどないかも。
近年の大社長さんたちとかノーベル賞受賞者はいるけど
お菓子にはほとんど名前はのってないよねー。
 

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by yukari  at 16:57
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