平日の景色

まちなか暮らしの補助申請の手続きは
最初は私がやりましたが
短気な私はその煩雑な手続きとそのときの役所の人の態度などから
いろいろとキレそうになったため
それ以来、比較的冷静な夫にお願いしています（苦笑）。

ただ
役所仕事は平日しか受けてもらえないので
今日のように、ようやく仕事の代休がとれたときじゃないと
夫は出向けません。
で、今日その手続きをしに夫が市役所に向かい
終わった頃にまちなかで合流。
平日にまちをぶらっとすることは夫はなかなかないので
平日にしか見られない場所として
夫がまだみたことがなかったここを案内しました。

北陸電力の元本社ビル、通称『電気ビル』正式には『富山電気ビルデイング』（イは大文字）です。
私の父は北電社員だったので昔ここに通勤していたこともあり
小学生にあがる43年前のひとり娘（私）の前髪を可愛らしく整えてもらおうという父心から
自分の行きつけだった、当時この中にあった床屋（今はない）に連れてこられ
しかしながらたまたま担当者が下手だったのか
前髪がガタガタになり、父が激怒したその雰囲気からどうやらただならぬことが起こったと察して私が大泣き、
慌てた店主が山のようにお菓子をくれてなだめられた、という
ディープな思い出もこのビルにはあります（苦笑）。

入り口入るとこのように歴史を感じる石壁のホールと
重厚感ある真鍮のかっこいいポストが目に入ります。
壁にはヒビが入ってますが
市の98%以上燃え尽きた富山大空襲の中でも生き残った貴重なビル
この時代になってもヒビていどで済んでるなんて
奇跡といってもいいでしょう。
上階で投函した郵便物はきっとこの黒い部分を通って１階フロアにすとんとぜんぶ落ちてきて
郵便物収集はこの１階の箱の扉を開けるだけで済むと思われる。合理的な作りですよね。

 

このビルは食堂含めすべて平日営業なので
土日には入れない。
なので見せたい場所のひとつでした。

ぶらっとしてから帰りにこれを買いました。
いつもならカフェや図書館に置いてあるのを見て情報収集完了、という感じですが
今回はぜひとも手元でじっくり読みたいと。 

アジア料理、いいよねー。
この夏はピリ辛なものを食べて
元気に乗り切りたい！

水曜日は町の中のあちこちの店がけっこう定休日。
ここも
そこも休みかー
という感じで帰路につく、ちょっと残念な感じではありましたが
うちの近所のお惣菜屋はあいてて
ときどきここのを買って弁当のおかずにいれてるんだよ、と言えば
『知らなかった。てか、この店入るのも初めてだし、そういうの売ってるのもこの２年間知らなかった！』と
店内入って物珍しそうにながめてる。
平日の私のぶらぶら買い物ルートを
夫は意外に知らなかったか、こんな近場なのに、と、それも発見の平日。