今年はここから

２年前、富山に来て初めて見た神通川の花火に感動した。
初めてだったし週末だったから
はりきって浴衣を着て早い時間から河川敷に行って。
うわーさえぎるものがなにもないんだねーと
まともに頭の上でどかんどかんあがる花火に圧倒された。

去年は仕事の日で見られず。

で
今年はどうしようかなと思ってたけど
夫が花火時間にあわせて帰宅してくれたし
じゃ、近場で見ようか、となって
うちのそばの西田地方小学校まで歩いたところで
けっこう小学校のグラウンドで見てる人も多いことに気づいて
そーかそーか、ここからも見えるんだなぁ、とグラウンドへ。

鉄棒のところにもたれて花火観覧。
なんかここでも十分だね。
それにしても音がすんごい。
前回もそうだったけど
今回も背後に『帰りたいー帰りたい〜』とおびえるちびっこの声（苦笑）。
かと思えば
向こうでは『た〜まや〜！』と楽しそうに大きな声でさけぶ子供達の声も 。
なんか花火がうちあがるたびに
『帰りたい〜（涙）』と『た〜まや〜！』とどっか〜んの花火の音とが響いて
面白かった。 

富山大空襲から72年。
大空襲を経験した人が
花火の音が当時の焼夷弾の音と重なってしまって
おととしまで１度も観に来なかった、というケーブルテレビの映像を見てから
たしかにこの、ひゅ〜っ、どっかーん、という音は
爆弾の音に似てるのかも、と思ったり。
これが花火じゃなくて空から降ってくる爆弾だとしたら
そんなこわいことはないだろうなぁと
72年前を想像しながら見た夜。