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夫が先にいなくなるとは限らない

今日の富山は寒くない。
厚手のコートから少し薄手のコートにかえてもいいかも。 

結婚して
専業主婦としてスタートした30年ほど前は
昭和の主婦だった母のアドバイス通り
なんとなく
”家の中で夫に尽くして家事育児全般引き受けるかいがいしくてやさしい妻”
を100%やってたんだけど
アメリカに住んだあたりから
疑問に思うようになった。
アメリカでは夫たちは率先して家事も育児も
できる部分は当然のように手を出してサポートしてて
それが自然だったし格好良かった。
そうか、夫婦の家庭なんだから夫婦で協力すればいいんだよね、と気づき
北海道に住んでからは、日本でありながら大陸的な土地柄ということもあって
どちらかというと女のほうが強い雰囲気もあったり離婚率もかなり高かったり
自由奔放な空気感の中、まぁ我が家は私も働かないと生活がたちゆかなかったこともあって
やれることをお互いにやりながら家庭をまわしてきた。
とはいえ、
今考えても当時
私はちょっとやりすぎた気がする。
だって
朝晩モーレツに働いてたときも
家族の食事づくりや家事は8割、私がやってた。体がすごくきつかったのに。
真面目な自分の中の富山気質がどうしてもそうさせた気がする。
まだ学生の息子たちがいたからだけど
もう少し男たちに自分でやらせてもよかったかも...ムキになってやりすぎた、と思ってる。

ただ
不整脈が頻発したあたりから
あ、もしかしたら自分が先にいなくなってしまうかも、と思うようになった。
なにもかも私がやってたら
私がいなくなったとき、夫も息子たちもたぶん途方にくれるにちがいない、ご飯どーする?なんて。
それはまずい、と思って
それからはときどき男たちに料理させるようになった。
市販品を利用して簡単に作るコツをつかめばカタチにはできる、という自信をつけてもらってからは
だいぶまかせられるようになった。あぁひと安心。

今は毎日の弁当も
夫は自分で作って持って行く。
気が向いてたまに私が作ったり用意したりすると
すんごく感謝してくれる。
たまに、がいいんだな。あたりまえ、じゃ、お互いに良くないと気づいたのも
ほんと最近の事。

で、先日、職場で他のパートさんが話してたのが
『うちのだんな、クリーニング屋デビューしたわよ〜』
たまたま奥さんが持っていけない日に
家にいたご主人にクリーニング持ってってもらおうと頼んだら
『どうすればいいが?』と聞かれたそうな。
「これを〜クリーニング屋にもってって〜”クリーニングお願いします”ゆうてポイントカードみせて〜って
一から教えてさー」
「初めてクリーニング屋に持ってってもらったからだんなのクリーニング屋デビューの日やったが」と。
えええ?...と内心思った。
60歳前後と思われるが、そんなこともご主人に今までさせてなかったんだ…ていうか手順まで教えないと行けない旦那さんて...
たぶんこれ、そんなに珍しい事でもないのかも、富山では。
ちゃきちゃき働く富山の女は
なんだかんだ、家事全部やってしまいそう。
ただ
あまりに妻が全部やっちゃうと
夫が万が一残った時に
使い物にならなくて大変だぞー

 

いつも録画してみてる『ノンストップ』
今日のテーマはまさにそれだった。 

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いかに夫が
自分が残されるかも、なことを予想してないか、ということ。

うちの中、どこになにがあるかもわからないとか
ご飯の炊き方もよくわかんないとか
そんなのざらだなんて
この時代に信じられない。
高齢化社会で
夫の自立をさまたげないためにも
妻がなんでもかんでもやるのがいい嫁の姿、みたいな昭和の日本の空気感はもうなくしたほうがいいし
なるべくはやく、夫にも家事参加させて慣れて自信つけてもらうのが
夫の老後のしあわせのためにも必要だよね、と録画をみながらつくづく思った。 

応援よろしくお願いします。

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by yukari  at 13:02
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