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泣けてくる

射水市小杉にある、あさひやというパン屋は
私の同級生の実家が経営されてるパン屋で
昔から学校指定の給食のパンを作ってるパン屋でもある。

中学のとき(37年前)は
まだ当時今ほど菓子パンの種類もパン屋の数もこんなに多くなかった時代だったから
中学の渡り廊下に、いろんなパンを運び込んで100円前後で販売してくれてたのが
運動部でいつもお腹をすかせてた自分たちにはほんとありがたく
給食+ここの菓子パン1〜2個でやっと満足、という毎日だった。
その中でも
コッペパンの真ん中に切り目が入ってホイップクリームがしぼられて
缶詰みかんがぽんぽんと置かれてた、ちょっとケーキっぽく食べることができたパンには大変お世話になって
中学3年間でいったい何個買って食べたろう?と、
中学の思い出とともに必ず思い出される食べ物のひとつになってた。

時は流れ
30代〜40代のある時期に
店を継いだはずの同級生が突然亡くなったことを
幼馴染から聞いて
まだ若いのになんて気の毒なことだ、と思ってた。
自分の記憶の中には
中学時代の同級生の
柔道部員で大きな体の男の子のまま。
その後
店は閉じられたようなことを近所の幼馴染から聞いてたけど
ここ最近、数年前に再び店が開けられたようなことも聞かされた。

あのコッペパンは引き継がれてるのか
ずっと気になってて
今日、ふと思い立って
土曜に店が開いてるのかわかんないけど行ってみようと。
そしたら
開いてた!
店の前には『火、水、木が休み』と表示してあった。
そしてなんと
あの姿のまま
あれがあった!

 

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渡り廊下で買ってたパン!
あのときは確か100円だったかな。
すぐそばにある小杉中学の校舎内の37年前の光景が蘇った。今は140円。なんて良心的な価格。

ついでに
実は先日からホットドック用のコッペパンがどこかに売られてないか気にしてスーパーで探しても
富山は意外とそういうパンが店頭にないことに気づいて
で、レジのお姉さんに
「なにもはさんでない、コッペパンだけ、で買うことはできますか?」と聞いてみたら
『2個限定の販売でよければ』と言ってくれて
すっぴんのコッペパンも2個買わせてもらった。
嬉しい〜。

ほんとなら
店頭なり
裏方なりで
パンをこねたりしてたかもしれないかつての同級生。
もう姿はないけど
昔からの味の記憶とそれにともなういろんな思い出は
なんだかみんなの心にずっと残ってるよ。

 

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by yukari  at 15:03
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