トップページ »  » 7年という年月

7年という年月

今朝はここまで散歩。
もうすぐ始まる展示の『あ』が、ばーんと目立ってました。 

Thumb IMG 2730 1024

臨時で屋上もオープンしてて
臨時なだけにそれほど人も多くなく
ゆったりと過ごせました。 

Thumb IMG 2737 1024

環水公園を散歩して
スタバに寄り道。
外の席に座って
向こうとなりにいる柴犬たちがなんてまぁ可愛い…と眺めていたら 

Thumb IMG 2745 1024

逆側となりのテーブル席にいた人が背後から私のところに来て
『写真撮ってもらえますか?』とスマホを差し出してきたので
「いいですよ」とそれをうけとって、背後の橋も入れながらコーヒーを飲む彼の姿を撮ってあげました。

スマホを返した時、彼は
『僕、岩手から来たんです。富山大学受けて、今回受かったんです。』と。
思わず
「おお〜!おめでとう!」
「あちこち見た?」
『黒いラーメンだけは食べました。しょっぱかった〜』
『これから住むところも探すんです』
とおしゃべり。

そうか〜
岩手から来たのか〜
この子はきっと7年前の今日、まだ小学生のときに岩手で震災にあってるよね
あれから無事にここまで成長して
大学受験もできて
数ある中でも富山の大学を選んだのは
行きたい学部があったからだろうけど
もしかしたら
関東もとびこえてわざわざ富山を選んだのは
地震の少ない土地で安全ということもあるからなんだろうか

いろいろこちらの気持ちにもよぎるものがあり
テーブルをたつときには
「富山で頑張ってね」と声をかけていました。

7年前
我が家の高3卒業直後だった長男はといえば
大学合格で翌月には秋田に向かう予定が
震災で入学式自体が延期になって思いがけず予定より長く北海道で足止め状態になり
札幌の中学2年生次男はというと
春に東北へ中3の修学旅行に行く予定だったはずが震災の影響で急遽春の東北汽車旅はなくなって
中学の修学旅行が道内バス旅行に変更になった、という展開で
忘れられない春になりました。
そうはいっても
あのとき、息子と同じく受験をして合格して
春からの大学入学を心待ちにしてただろう東北の子たちには
大勢それが叶わなくなった子がいたはずで可哀想すぎて
親として心がぎゅーっとしめつけられるせつない春でした。 
なにはともあれ
生きていればそれでいい
親として子に望むことはもうそれだけだなぁと思わされた春でした。

応援よろしくお願いします。

富山県 ブログランキングへ

by yukari  at 17:27
コメント

コメントはありません

コメントを書く




保存しますか?