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せめて目からだけでも

ペットボトルで水を凍らせて
それを持参して仕事に行く日々。
といっても仕事中は飲めないから
自分のロッカーにいれておいて
仕事直前と仕事直後、そして帰路の電車の車内で、溶けはじめた冷たい水を飲む。 
そうでもしないと
家まで元気にたどりつけない。
そして家に着いたら遮光カーテンをザーッとしめて
うすぐらーい茶の間で冷房と扇風機の風を浴びる。
これでどうにか
ほっとひといき。
もーこのあとは外に一歩も出るもんか状態。
そして
まだもう少し凍ってるペットボトルは手元に。
部屋にいてもたえず溶けた水を飲んでる。

 
富山に来て最初の1年め2年めの夏は
ここまでじゃなかった。
けど3年めの去年の夏から暑さがはんぱなくなってきた、という印象。
そして4年めの今回、
基本的に夏のカレンダーは空白にしとこう、と思ってしまうまでになった。

自分は生物学的に
そんなに強くもない ”ヒト” という種類の動物なんだなと思い知らされてる。
耐えられない自然環境や自然現象に、無理してはむかわないように”ヒト”としておとなしく過ごそうと
今回特に思ってる。
死者が出る暑さって異常。もうすでに”ヒト”にはこの気温が無理なんだと思う。

せめて
目からだけでも涼しさを。
10年前に母が札幌に遊びに来た時に連れて行った、
積丹の島武意海岸のさわやかな夏の風景。

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この時期
積丹はウニがおいしいんだよね〜。透き通った水の下にごろごろウニが見えます。(もちろん勝手に獲ったら密漁)
毎年ウニ丼は旬の夏に積丹に食べに行く、 が
北海道在住だった我が家の恒例で、母を連れてこのときもウニ丼食べました。
きれいな積丹ブルーの景色をみせたくてこのとき神威岬の突端まで母を歩かせたのが
後から考えるとけっこうハードだったかも、とその当時はちょっと反省したけど
でも当時72歳だった母がこの景色を歩いてみることができた最後のチャンスでもあったと
今となっては思うので
やっぱりあのとき連れて行ってよかった。
やはり行ける時に行かないと、いつかとかあとでとか言ってたら
行きそびれる。 82歳の今の母だとまずそんな距離、歩けません。歩かせられません。

天気のいい夏
女人禁制の門(今は誰でも入れる)から20~30分歩いた先にある、神威岬のながめ。 

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by yukari  at 14:26
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