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似てしまうのも仕方ないのか

朝の連続ドラマまんぷくで
即席まんぷくラーメンが売れた途端、よそも、たちまちなんちゃってまんぷくラーメンを開発真似をして売る
というのをこないだやってて
たまたまその数日後、
図書館でみかけたケロリンの歴史の本に
見るからにケロリンそっくりな色合いデザインの袋に入ったなんちゃってケロリン薬が
当時大量に便乗販売された、という写真がのってるのを見た。
まさに朝ドラそっくりじゃん、と思い
これって
現在の、お隣の国がすぐ日本の物をちゃっかり複製して売ってるようなのとそっくり
とも思った。
売れる、とみればすぐ真似をする。それは儲けたい人がいる限り、仕方がないのかな。

そして。
今の朝ドラ進捗状況として
世の中にない新しいものを開発することにものすごく苦労してるわけなんだけども
ひとつの業界、として、物が多少似てしまうのもまた仕方がないのかなと。

たとえばお菓子業界。
洋菓子店であれば
ケーキといえばいちごのショートケーキ。そういえばケーキ店にはどこにもたいていそれがあって
イチゴのデコレーションの仕方とかクリームの素材とか甘さとかで
店のオリジナルにしてはいる。
だけどもとはといえば、海外で知ったケーキを誰かが参考にしたんだろうし
それをまたあちこちのケーキ店が参考にして堂々と作ってる。

和菓子店ともなれば
素材が洋菓子店より限られるから
どの店にも大福だの、まんじゅうだの、あたりまえに並んでるし
どこそこの真似をしてあの店が勝手に作って売ってる、とはもう誰も思わない。

おととい
北海道から来た知り合いから
大好きな”六花亭”と、札幌では有名な”もりもと”のお菓子をもらった。
わーなつかしー
と思いつつも
雪やこんこ はこのホワイトデーバージョンの包みは初めて見るなぁだし
北加伊道 は自分が北海道に住んでた時にはなかったお菓子。
さくらうらら はもりもとの季節限定品と見え、初対面。
 

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自分が日頃買って見なれてたお菓子の様子と少しちがう(年とともに進化するから変わってあたりまえ)と
北海道を離れて丸4年の年月をじんわり実感するのでした。


なにを食べてもおいしい、なにを食べてもルックスからして新しい感動をくれる六花亭のお菓子。
まずは初対面の、新作と思われる 北加伊道 を開けてみて
ちょっとびっくり、というか、あれれ、初めましてじゃない、ちょっと久しぶりね...な変な感覚。

これは…富山のお土産お菓子、富也萬にそっくり、じゃないか... 

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あんこを包んだパイ菓子。
そういうのは今はけっこうあちこちにもあるし
カタチがちがえばそれほどだったんだけど

富也萬がこれだもの。サイズもほぼ同じ。

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四角、というのまで似ちゃってて
あえてちがいを言うなら
中のあんこが、こしあんかつぶあんかのちがい。
でも
お菓子屋ならではの限られた材料の範囲で
新製品を考えて開発する苦労を思うと
偶然似てしまうというのもあるのかも。
富山ではだいぶ前からこの形状のお菓子があったけど
他の地方ではもっと前からこういうのがあったようだし
富也萬だってどこかを参考にしたのかも。
思い返せば北海道のお菓子には
これまでなかったかもなぁ、こういうパイ包みのあん菓子は。
今、ようやく
北海道にもこのタイプのお菓子が開拓された、ということか。
 

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by yukari  at 18:26
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