ただいま〜

２週間富山を離れておりました。

心身共に疲れ果て
奈良へ療養に行っていました。
この記録を毎日１日分ずつやっていこうと思います。 

更年期の影響や
苦手な暑さも加わって
体重が増えすぎて
自分で自分が重く感じられ
しんどくて仕方がなかったこの半年。
人生最後のダイエットのつもりで
たまたまみつけた断食療養所にひとりでかけておりました。
いろいろある断食施設の中でなぜここを選んだのかというと
”基本的になにもしない” ”断食中は水だけ” にしてくれているようだったからでした。
いろんなカリキュラムや気休めのドリンクなんていらない。
とにかく全身で休みたかったのです。 

目的地だけを決めてそこへ向かったわけですが
そこへの移動手段のひとつでもあるケーブルカーは
日本最古の、今年101歳にもなる歴史ある生駒ケーブル、ということを
移動しながら徐々に知りまして
乗ろうというタイミングでやってきたのがこれ。
なにこれ、可愛すぎ〜！ 
ミケ、だそうです。 

え、あの急な角度を登るわけ？と前方を見てたら
向こうから
ブル、が。 

宝山寺、という中腹の駅で下車。そこから坂を登ります。
この日は36度もある暑い日で
ぜーぜー... 

ようやく着きました。

ここも実は
101年目の、大正７年生まれの歴史ある、日本最古の断食療養所なんだと
あとからじわじわ知っていくのでした。

到着して
夕方４時には部屋に夕食が運ばれて来ました。
ここは夕食時間が４時なのです。
おかゆ　煮物　佃煮。以上。
そして毎日２リットルの水を飲むこと。 

おかゆってこんなに美味しいっけ？
もともと薄味志向だから
こういう煮物すら、部屋に運ばれて来るというだけでもう私は嬉しい。
家事をしなくてもいい２週間。
なんにも気にしなくていいし、寝っ転がったりテレビみたり本読んだり好きにしてていい２週間。
自分のここ30数年間の中で
こんなこと初めてだ。 

部屋からの眺めが素晴らしくて
 

夜は夜景がこれまたすごくて

４畳半の個室からのこの眺めにひたすら感動した初日でした。
般若心経の紙は渡されて、朝夕、娯楽室でそれを所長（三代目）と一緒に唱える時間はありながらも
参加はここは自由。
試しにこの日、夕方参加してみましたが
実は般若心経を目にするのも初めてだったから
なんとも、字を追いながら暗号を唱えてるかの気分で終了（苦笑）。
で
そのあとはもう部屋に戻って布団の上でごろごろ。
夜は必ず大先生（二代目。90歳のおじいちゃん）が各部屋に顔出しに来て
『体調はいかがですか？』と確認してくれます。
そんなこんなで初日は終わりました。 

さて。
今日の富山は風は強いわ暑いわで
外に出ないに限る。
家でゆっくりしています。