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環境

アメリカに住む友人の息子さんは17才。
「来年(18才)の誕生日はもうぼくは家にはいない」という意識を本人がすでにもたれているそうや。
大学にはいると親元を離れるという意識がアメリカでは自然に育つようだ。

それにひきかえ
職場の21才の社員。
一人暮らしするための住まい探しに家族みんな、特に母親と兄(ニート)が口だしして
なかなか決まらないんです、と。
やっとのことでおととい決まった部屋は
母親にとって「自宅からおばあちゃんちに行く道路沿いで、都合もいい」んだそうで
結局、社会人の子どもの部屋を母親が不動産屋にもつきそってこれはダメ、それもダメ、灯油式じゃなきゃだめだの、
なんだかんだ言って、母親の思い通りなとこに決めたわけや。
ていうか
社会人なんだから自分で決めたら?と前から言うとったが
「そんなことしたら母親が大変」と。
けど
本人も自宅からほんまは出たくない言うとった。
いくら遠距離通勤でも自宅はほんまに居心地いいらしい。
ニートのお兄ちゃんが堂々と意見言える環境やもん、そりゃ甘えもきくし、ご飯も作ってもらえるし、
居心地いいやろ。
会社との就職の条件(冬前には市内に一人暮らしすること。JRやと雪で止まる危険性があるので)がなかったら
一人暮らしなんかしたくなさそうやった。
長く自宅で暮らしとると
親も子もラクで離れられんようになるみたいや。

我が家は今から息子に
「高校卒業したらうち出てね」言うてある。
たまに”うちから通える大学に決まってくれたら自宅通学で経済的に助かるか”ゆうて思うときもある。
が、それこそ親の都合。
それが子にとってプラスになるとは思えん。
一人暮らしすることで知ることいっぱいあるからな。
自分の経験からほんまそう思う。18才であたしを県外に出してくれてお父さんお母さんありがとう。
自然に親が子離れして子も親離れできるチャンスがたぶん18才。
それを逃すとなかなかキビシイんやなゆうのを
対照的な親子2組の例を間近に見て
実感した。

by yukari  at 11:15
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