勢いつけて 3
6年生は北海道神宮で雅楽鑑賞の日やった。
保護者の方でご覧になりたい方、事前に申し込みを、ということで
こないだもらってきたプリントには申し込み用紙も。
どーしよーかなー...
ちょっと迷いつつ申し込んだ。
自由やから別に行かんでもいいわけや。
けど
雅楽なんて
今後じっくり観られることないかもしれん。
それもこれは
6年生の保護者としての特権でもあり。
こういう
”今、このときだけの機会”というのを
今年は大切にしよう思とる。
子育て期間で悔いは残したくない。
もっと関わっとけばよかった、参加しとけばよかった、は
あとで取り返せん時間ばかり。
あたしは長男の小学校卒業式のあとのガトキンでの謝恩会に、母として唯一参加せんだ。
仕事やったから。
そのときの仕事はあたしにとって生活のためにも投げ出せん大事なものやった。
与えられたシフトは絶対!ゆうて思い込んどった。
でも
今となってはその日職場に無理ゆうてでも
仕事を優先順位2番目にしとけばよかった思とる。
だってやりなおしきかん、小6の長男や同級生たちの卒業を祝うその瞬間だけの時間やったから...
雪振る中、神宮の参集殿へ。
6年生120人に対して
集まったお母さんがたは15人ほどやった。
当然あたしには「あら〜こんにちはー」といえるような間柄の顔見知りお母さんがたはおらんから
数人ずつ楽しそうにかたまって会話しとる方々のあいまを黙ってくぐりぬけて入場し、黙って観賞。
まぁこういうことはこれまでずっとやから慣れてしもとる自分がまたどうなんやゆう気もしつつ。
雅楽は
1400年ほど続く日本の音楽と。
”ひちりき”とか”しょう”とか楽器の作りや説明を詳しく聞けて感動した。
巫女さんたちの神楽”悠久の舞”が観れたり
神前式の結婚式とか初詣でのバックでもよく流れとるような
独特の雅楽。その楽譜はこうなっとる(おたまじゃくしじゃない)とか
生徒からの質問タイムに答えてもらったりとか
生徒は実際に楽器吹かせてもらったりとか。
1時間半たっぷり雅楽の空間におらせてもろて
なんか落ち着いたなぁ。
今日は仕事よりこのひとときを優先して
ほんまによかった。
これに関して今後ふりかえっても悔いはない思たら
なんか嬉しい。