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自分がうつになりまして

こないだ”ツレがうつになりまして”のドラマを観た。
夫がもしかしたらああなってたかも、と思った。
そうなる前に会社を辞めさせてほんとよかったと思った。
でも
あたしははっきりと『引っ越し鬱』だ。最近自覚した。
老人じゃないが環境はやっぱりころころ変えるもんじゃないと実感してる。
引っ越しで学ぶことはたしかに多い。
役所の手続き、転校手続き、引っ越しの手配、
ご近所づきあい、新しい土地での楽しみの見つけ方。。。
いろんなことが手際よくなる。
だけどあたしにとって、
そのたびの大きな出費と
ご近所づきあいの完全なリセットが
大きなストレスになってきた。
かつては我が家の茶の間がご近所さんのたまり場化してたくらい
どこ住んでも「どーぞどーぞ」で招きいれて元気だったあたしは
10数回の引っ越しでその気力もなくなってきた。
基本的にそういうことはきらいじゃない。
だけどまたいつかこのつきあいもリセットされる日がくるんじゃないかと思うようになって
あるときから踏み込んだつきあいができなくなった。
仲良くなればなるほど別れるときがつらすぎる。

普通
別れることを先に想定しながら近所づきあいはしないものなんじゃないか。
あたしはなんとなく引っ越しのくりかえしの中から
いつかまたどうせ動くことになるんだろうとまずは
自己防衛本能が働いてのスタートをきるようになってしまってる。
ひじょーに残念だ。
もうずっとここを動かなくていい、ずっとこの環境に身をおいていいんだと確信をもって
心から安心して暮らしたい。
またなにかとっさに動かなきゃいけないきっかけがふってくるんじゃないかという漠然とした不安が
長年、いつも気持ちの中にあって
それがたぶん『引っ越し鬱』のきっかけにもなってる。ここに住んでもう2年半も経つというのに。
それと同時に
もう今後、なにがあってもあたしは北海道以外には住まない、もうこれ以上自分の意志じゃない引っ越しは受け入れられないという
頑なな気持ちだけ、がっちり固まってきてる。
これ以上の変化はあたしを本格的ウツにする予感がする。

息子たちが大きくなって
親離れする時期がせまってきてる。
次男が高校を卒業する6年後、あたしたちは51才と47才。
その後、どこでなにをしながら暮らすのが一番心おだやかなんだろうと最近考えるようになった。
結局やっぱり心のどこかに
今の暮らしはずっと続けられる保証がないという前提があるからなんだろうな。。。

by yukari  at 12:28
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