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雨の月曜日

この3日間、
高校の学校祭ありーの
神社小路祭りありーの
裏参道祭りありーの。
ここら一帯、祭りざんまいの週末だった。
高校生長男は高校で夜まで大忙しだったようだが
中学生次男は演奏出演以外は2日間とも祭りを堪能しに行ってた。
昨日なんて次男、誰とも約束してなかったからひとりふらふら祭りにくりだした。
とりあえず数百円はもたせたものの、
誰とも会えなかったら帰って来なよ、と送りだした。
が夜までず〜っと帰ってこなかった。結局
クリーニング屋の友達のところで友達がいるのを見つけて
クリーニング屋が出店してた金魚すくい&ヨーヨーすくいブースでいつのまにかお手伝いまでかってでてて
手伝いのお礼にとあれこれごちそうにもなって。
残ったヨーヨー5個ももらい、帰りに友達や同じマンションのエレベーターで偶然会った小学生に配りながら帰りついたということだった。
いろんな場面でいろんなものをもらえる、あれはヤツの一種の才能かもしれない。

長男は学校祭恒例の学年ランキングで
去年は『お婿さんにしたい人』の第1位で笑っちゃったが
今年は「優しい人』の第1位&『かわいい人』の第2位にランクされた。
本人はあまりうれしくなさそうだった。その気持ちはわからないでもない。
やさしい、と思ってもらえるのはいいことだと思うが
その裏には本人なりにいろんな場面で場の空気のため、
相手の気持ちを考えすぎるあまりに言いたいことをこらえたり、
立場上言えなかったり、
そういうものも日々あるにちがいない。
もっと本音でわいわい言ってもいいと思うが
言わないことであちこちで無難に学生生活を送り続けて自己防衛してきた積み重ねもあるんだろうし
今さら雑でがさつで多少下品な男子学生にもなれないだろう。
だけど本人としてはもっとラクに普通の男子学生生活やってきたかっただろうな。

あたしの愛読書。

Dscf3246-2

おとなしくて生真面目で泣き虫で小心者だった子どもの頃、この外見でまわりからは『いい子』とか
「お嬢さん」とか勝手に思われて、それを打ち破りたくてハンドボールなんかやりはじめたりしたけど
結局、根本的に小心者やから大きくハメもはずせんかった。
だから京都に行って、誰も自分のことを知らないところで
悪ぶってそんなに「いい子」でもないことをアピールしたりなんかした。
それくらい「いい子」と思われることが昔から自分にはつまらないことだった。
多少ふざけたやつのほうが先生たちも友達も気楽に冗談まじりに声かけてて
そう接してもらえてることがひじょーにうらやましかった。
いつもあたしは先生からも男子からも遊びの部分がない淡々とした話しぶりで
真面目に”さん付け”で話しかけられた。
勝手に自分のイメージ作られてしまうのがほんとにいやだった。
もっと気楽に話しかけてよ、と思ってた。これじゃ自分の毒も素直にはけやしない、と。
息子は「やさしくていい人」なイメージを完全に学内で作られてるんだろう。
毒、はきにくいんだろうな。

by yukari  at 15:18
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