今さら気づいたこと
ブルボンのお菓子には懐かしい雰囲気のが多い。
昭和の、自分がちびっ子だった頃の茶の間を思い出すという感じ。
それよりなにより
これだけあれこれ新しいお菓子が誕生する中で
今も需要があって生き残っとるお菓子ということで
あたしはたびたび、お菓子売り場のブルボン商品の棚の前
でホワイトロリータとかルマンドとかながめながら感心したりする。
昨日はそのとなりにあった
『アスパラガスビスケット』が気になった。ギンビス、からお菓子の名前なんだと思ってた。社名だったとは。
お菓子なのにアスパラガス、というネーミングで子どもながらに勝手に少し引いてみてた感がある。
アスパラガスを練り込んであるんだと思って、まだ野菜をお菓子に混ぜるなんていう意識がなかった時代、
なんでわざわざアスパラを...アスパラはアスパラで食べりゃいーじゃないか、とこれもまた勝手に思い込んでた。
だから茶の間の棚に買いおきがあっても
それほど執着もなかったお菓子のひとつ。だから味の記憶もなんだかいまいちだった。
でも、今もこうして健在で売られてる。
自分で買ったこと一度もないかも、と思ってひとつ買った。
息子たちに教えてやろう、とも思った。これ、昔からあるお菓子やよ、と。
今、お茶いれて
1本...そして2本...そして3本。ぽりぽりぽりぽり。やめられないくらいおいしーぢゃあないの。。。
2008年のウィーンモンドセレクションで金賞、の表示が右上に。
裏見ると材料にアスパラなんてひとつも書いてない。結局カタチだけのイメージだったか。
横見ると
”...早くも40年になります。本品をいつもおそばにおいて、末永く心温まる友のようにご愛用ください。...”
40年。つまり
あたしとほぼ同じ時代をけなげに生き抜いてきたんやねぇ。
うんうん、心温まる友のようにもっと愛用するよ。