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意見を文章にして言う訓練

常々危機感をもって見てはいたものの、
今の子たちは日頃あまり作文を書く機会がないようだ。
昔は、「うちのおとうさん」「わたしのお母さん」だの、「夏休みの思い出」だの、「将来の夢」だの、
運動会があれば「運動会のこと」遠足のあとには「遠足について」なんだかんだと行事のたびに作文を書かされて、
年度末には作文の束を持ち帰るまでになってた気がする。

読書感想文もあたりまえにあったし、社会の授業で自分の意見を書かせる時間もあった気がするし。
読んだ担任は、みんなの作文のひとつひとつ、表現が良くできている文のところに縦に赤いペンで波線を引いてくれ、ここがいいね!みたいに2重丸書いてくれて。そういう積み重ねで、起承転結を身につけていって、作文を書くのもたいした作業と感じたことはなかった。思った通り書けばいいんだし。

だけど、なんでそんなに時間かかるわけ?なんでそんなに文章の組み立てに悩むの?なんで文章が途中でおかしくなってることに
気づかない?

次男は今日、原稿用紙4枚以内というあるテーマについての作文を書くのに、朝10時すぎからとりかかって、
今現在、夕方6時半すぎても2枚しか仕上がってないのだった。
なんでぇ〜??

昔みたいにもっと自分の考えを書かす時間を授業にとりいれてほしいなぁ。
文章にして自分の意見を伝える訓練がホント足りないんだよなぁ。
ここ数年、次男の作文らしい作文に触れたことがないような気がする。原稿用紙を使う授業自体がほとんどないようだ。
なんかあれば単語で答えがちな息子のことは気になってた。
「塾で今日はどんなことしてきたの?」と聞けば「数学」と答え、
「それは分かってんだから、数学のどんなこと習ってきたとかやってきたとか、そういうことを聞いてんでしょーよ!」と
言って、やっと「あ、連立方程式やってきた」と。
聞かれたら1個1個答えるようじゃなぁ。こーでこーでこういうのをやってきた、と、質問1個に対して答え1個でちゃんと答えられるようにしてもらいたい。聞きたいこと1に対して、今は5個くらい質問しないと答えの全体が把握できなくて、
ほんともー2度手間。



by yukari  at 18:53
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