昨日のこと
昨日起きたら真っ白だった。
おととい焼いたシュトーレンで朝ご飯。
はやいけど、夜は家族でクリスマスね、ということに決めてたから、
アニキは弟に内緒で、
マイケルのCD(15日発売)を買ってやるという約束の、びっくりさせるプレゼントを心の中で決めていて
弟はアニキに内緒で、
大学の寮の自室で使えるようにマグカップを買って用意してた。
(無計画なヤツだから、お金は来年のおこづかいの前借りだ...)
なので、
息子たちにも内緒で
親は息子たちが日頃欲しがってる普段着をプレゼントにしようと洋服を買いにでかけた。
用事を済ませ、お昼には帰宅のつもりで車で移動。
その最中、夫の携帯に電話が入ったのでなにか仕事のことだろうと、少し移動して路肩に寄せて停め、
あらためて夫がかけなおしてみると...
『ええっ?!』
その、ただならぬ声に、横にいたあたしはとたんに心臓ばくばく。えっ、なに?なにっ?!...こわいこわいこわい...
ばくばくばくばく。
むかし、あたしが中学2年生で、12月30日、暮れもまさに押し迫った夜、はやめに掃除も済ませたことだし、
明日大晦日はのんびりできるねとか話しながら、家族5人でのんびりカニを食べ始めて
そこに電話がかかってきたので父が電話のほうにいって出て、そこで『ええっ?!!』とただならぬ大声をだして、
思わずみんなの手がぴたっととまって空気が凍り付いた、あの瞬間を思いだした。
結局それは、まだ42歳だった叔父(父の弟)が関東で急逝した連絡の電話だった。
身近な存在の死を知った初めての体験で、
あのときの恐怖、その後のみんなの慌てよう、正月もなにもなくなってしまったあの年末年始の悲しみは今も目に鮮明だ...。
今回の電話は、この春入社したて(20歳)の社員のお父さんが、交通事故で亡くなった、という連絡だった...。
ええ〜...だって、こないだ別の社員の奥さんが40代で亡くなったばかりだよねぇ...。
彼が20歳ったら、お父さん、まだ40代なんじゃないの〜?ええ〜...それも彼は一人っ子なの?ええ〜... 。
こわいこわいこわい...12月、1月の急な連絡...あたしの父のときも、12月20日、外がクリスマス一色の華やかな景色の中、結納挙げたばっかりの22歳のあたしに兄から電話だった...住吉からがくがくしながら電車で移動したあの恐怖は忘れられない...こわいこわいこわい...
祖母のも12月だった...そして叔母のはまさかのその翌1月だった...こわい...電話の音がこわいコワい...
しばらく忘れてた感覚がまた戻ってしまった。
また今月来月、電話には出られないと思う。
だからなおのこと昨夜は
『家族こうしてクリスマス揃って健康に過ごせることがほんとにシアワセなことなんだよ、あたりまえじゃないんだよ...』と
しみじみ息子たちにも言ってた。
ほんと、あたりまえじゃないんだよ。