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遠く離れているということ

浅田真央ちゃんの状況は
自分が父親を亡くした時の状況に少し似てる。
真央ちゃんは21歳。
あたしは当時22歳だった。
遠く離れた地からもどかしい思いで現地にやっと着いた時、
そこにはもう2度と目を開かない親がいる。
覚悟するにはまだ少し早いというか、こちらの心構えがなんにもできてない年齢で
当時を振り返ってみてもただもうボーゼンとするしかなかった。
12月の寒い時期。
クリスマスが近い、街が一番キラキラ輝いてるこの時期に
自分のところだけ突然照明が真っ暗に落とされた気がした。
悲しいクリスマス、切ない年末年始。あたしにとって暗すぎる結婚半年前だった。

でも当時、
これでお父さんはいつもどこでも自分のそばにいるんだ、見守ってくれてるはず、と
思うようにして自分のぐらぐらな気持ちを守ろうとした覚えがある。
気休めだったかもしれないけど、そう思わないとやりきれなかった。
真央ちゃんも今はそう思うようにして前に進んでいくんだろう。

親から離れて活動するということは
いつもそういう覚悟が必要。

また今年も辛い12月だ。
21年経っても
あいかわらずこの時期、電話のベルがこわくて電話にでられない。

by yukari  at 06:07
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