いろいろと
午後、この本を持って
藻岩山の桜珈琲煎房へ。
窓の外に山肌の林が見える、2階のこの位置が好き。
さー、読むぞ〜と2時間没頭した。
日が暮れ始めた夕方5時。
最後までは読み切れなかったけど
気持ちはもうどっぷり本の中。推理の要素が入った物語にどんどんはまってく。
受験まで2週間ほどしかない次男。
おとといあたりから突然机に向かいだした。
かなり遅すぎるスタート...というのも
こないだ受けた道コンという力試しテストの結果で
希望校合格可能性が『2%』と書かれた書類が届いたからだ。
この段階で2%って。
ホンマはほとんど確率0やけど
さすがにそれを示すのはということで、
奇跡が起こるかもしれないわけだしと希望的観測も含めて2%と先方は書いてくれとる結果なわけで。
親として、この時期に2%かぁ〜と正直もう驚きすぎて笑ってしまった。笑うしかないもの〜。あり得んやろうと。
こうなってしまうともう、怒る気力も、ハッパをかける勢いもないというか
この3年間の、次男に対しての張りつめた気持ちの糸がぷつっと切れ、
すっかり脱力してしまい、「もういいや〜」という心境になっちゃって
「どこでもいいからひっかかってくれりゃもういいや〜」な気分になっちゃって。
けどさすがにそこまでとは楽観的息子自身も思ってなかったようで
数字で示された現実に本気でやばいとようやく思ったらしく...。
今日は朝からずーっと机に向かってた。
理科の暗記に取り組んでた。暗記なんていう根気が必要なことに今までじっくり取り組んだ事のない息子が、だ。
こんなの、中学生になって初めての姿だ。
親から見ても目を疑うような姿...。
ともかく...
こんな珍しいことはないわけなので
親は少し離れてましょうか...と日中カフェにでかけてずっと本を読んでた、と。
帰り、そだそだ入浴剤切らしてたね、とスーパーに寄ってなにげに見たらこれが。
親として、あと少しの期間、協力できることといえば
担げるだけの縁起担ぎかね...と買って帰った。
今現在、夜中11時半。息子の様子を見に行ったら...
えっ?!まだやってる?!
「ちょっとちょっとあんまりいっきにやったら疲れるよ、ほどほどにしてまた明日にしたら?」
思わず声かけた。
『もうちょっとやる』
「...え...でもさ、慣れないことしてどっと疲れて明日やる気なくなるってことになったら意味ないしさ、
休んでまた明日朝からやったら?」
『うん...』
机から目を離さずカリカリ書きながら息子は答えた。
コワい...コワすぎる...こんなこと...。