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海外からの

長年イギリス在住という日本人のおじさまが
昨日の午後にお客様として店のカウンターにひとり座った。
あたしはエビの仕込み中で、たまたま「カウンターの広いとこでやっていいよ」と言われてやってたとこで
その、あたしの前にお客様が座ったことで、ただ黙々とエビの仕込みだけやる、というわけにもいかない状況に。

オーダーのセットの中にある刺身を任されたので刺身を切って盛り、お客様に差し出し、そしてまたエビの仕込み。。。
そのうち『この鮎は、どれつけて食べたらいいのかな?』と聞かれたから
4種ある塩の説明を。そしてまたエビの仕込み。。。

そのうち『北海道も暑いですね』と。お、よそからの人か、と「どちらからですか?」と聞いたところから
延々1時間ほどカウンター越しにお話相手をしながらエビの仕込みをすることになり。。。

お酒もすすんでやや酔い加減でお食事終了。
レジのとこまで見送りに出たら
久しぶりの日本円のお札を使うということで、ややとまどいながら、『こっちかな、こっちのお札のほうがいいのかな?』と。
あぁ、20年近くも日本を離れてるとこうなるんだ...とあたしは横で感慨深く眺めていた。 そして
『これ、チップね』とおつりの小銭(食事代の12%ほど)はそのまま置いて去って行かれた。

え?え?

レジをやった生まれ育ち北海道のお姉さんはチップの概念がないから当然とまどい、そして
”ゆかりさんがずーっと相手してたから、ゆかりさんが受け取っといてください”と。

さすがにあたしもとまどったが...
でも海外では食事の満足度で客はチップを支払うんだったなぁ...とアメリカで自分たちも客としてチップを支払ってたことを
実に久しぶりに思いだして
じゃ、これは食事の時間として満足されたという証拠と受け取っていいのかな、と
ありがたくいただくことにした。

ただ、今回、話し始めたお客様の相手を延々やってて、仕込みをやりながらといえ、なんとなく場を離れづらい感じもあって
気をつかいながらお客さんの前を離れないようにしてたとこがあり
「どこまでお話相手をしたらいいんでしょうかね?」と後で板さんに聞いてみたら
”ああいう久しぶりに日本というお客さんは、話がしたいわけだからいいんだよ、相手してても” と。
”ただ、お客さんによっては距離感も大事だよね ” とも。
なるほどね〜。
黙々作業やってりゃいい裏方とはちがうだけに、カウンターは勉強になるわ〜。

by yukari  at 08:20
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