2008年6月19日
今度は燃えた
昨夜厨房で
いつものように
フライパンをコンロにのっけ
チャッカマンで火をつけ
コンロ向こうの油をレードルにすくってフライパンにたらし
そして材料を
と思って右に目線をやったら
厨房服のふた折りしとった右袖のひじのあたりに
青白い炎。
袖燃えとった。
蛇口のとこ行ってどわ〜っと水かけて火は消した。
ひじのとこまあるく大きな穴。
ぐしょぐしょの右袖
ぎゅっとしぼりながら
燃えとったな、びっくりしたわ、とか思いながら
さっそくはいったオーダーの料理作り。
たちまち忙しくなってきて
10時まで働いて
いつのまにか袖も半乾きになっとって
着替えのとき服ぬいだら
袖半分焼け落ちてぼろぼろやった。
揚げ物しとるとき
油に具いれながら一緒に指も油に突っ込むことはようある。
モツ炒めとるとき、はねた脂が目の玉直撃することもけっこうある。
けど
あぢっ!と思っても「熱い!!」とは絶対誰も口にださん。
不思議なことに、こんくらいたいしたことないわ、と振る舞いたいプライドがコックにはある気がしとる。
庖丁で指切るなんてもってのほか。
こんな格好悪いことはない思とる。
やから
うっかり切っても
「なかったことにしよう...」と気合いをいれる。
そしたら不思議なことに
出血もひどくならんうちにぴたっと止まり傷がふさがる。
あきらかに、跡残るやろな思われるとっさのヤケドも
たいした痛みも跡も残らんと終わる。
うちで台所作業しとっての
ほんまちょっとした瞬間のちびっちゃいヤケドのほうが症状は重いしものすごい痛い気する。
いかに気抜いてやっとるかゆうことや。
by yukari at 10:30