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現実についに

勉強ほどほど
遊びほどほど
部活もほどほど
友達との関わりもほどほどにあって
友達間だけの武勇伝もあったり。
これがあたしが思う、高校生の理想の姿だけど
うちの息子を見てると
高校生活の5割が勉強、5割が部活。それも両方全力。
せっかく楽しめる時期でもある、部活をはなれた遊びや友達との関わりに
ほとんど時間をさいてない。
はたで見てて不安になってくる。

「そんなに勉強せんでも。。。」親(あたし)が横から言う。
言いながら”普通、親はそんなこと言わないか”とも思う。
だけど言いたくなるくらい、遊びの部分が見えない。いいのか、高校生活、このまま終わって。

いろんな友達と関わったりいろんなことしゃべったりふざけたり甘えたり甘えられたり
言い合ったり、そんな積み重ねで実は人間的に成長することってある。それができるのが高校時代だとも思ってて
それが社会人になったときに大きく役にたつこともある。
大人になってもヒジョーに勘の悪い、間の悪い人がいる。
悪気なく、言っちゃいけない場面でうっかり言っちゃう人とか
やっちゃいけないときになにも気づかずやっちゃう人とか
場の空気が読めない人とか。
学生時代の友達との関わりの中で経験積んでればいつのまにか普通に察知できるようになってるそういうことが
経験少ないせいで普通には頭がまわらない。気がきかない。言葉ひとつで相手を傷つけてたり。それにまた気がついてなかったり。
あたしは息子がこの調子で勉強にあけくれてるうち、
そんな大人になっちゃうんじゃないかと。

目標が高いことはいいことだと思う。
それに向けて頑張ることも素晴らしいことだと思う。
だけど
もう少し高校生を楽しんでいいんだよ。
もう少し友達にくだらないことも気楽に頼っていいし、わかんないことも聞いていいんだよ。
真面目になんでもひとりでどうにかしようとするあまり
言っちゃいけない人にうっかり打ち明けちゃいけない話をしてしまった息子。
あちゃー。それはよりによってその人に相談するべき話じゃなかったんだよ。ていうか
普通なら、ちゃんと勘が働いてたら、その人にだけは相談しないもんだろう。。。
そのことを知って親として脱力。そしてひじょーに危機感をもった今日。

我が道を行ってくれる強さには感心するときもあるが我が道しか見えてないのかも。
これは強制的にでも横を見渡せる、横とのつながりが頻繁になる状況にもってったほうがいいのかも。
今のうちにそうさせとかんとほんまにまずい。
勉強できても勘が悪い男とか、
気がやさしくても間が悪い男とか
そんなヤツにはなってほしくない。
実際、社会にはそういう頭抱えたくなるような行動するのがごろごろおる。
学生時代にあまり人間関係で経験積んでこなかったんだろうと思われる。
というわけで
携帯電話、近いうちに持たせよう。
学年で唯一、携帯電話持ってなかった息子にも。
「別になくてもいいよ」その言葉にずっと、それなら、ということで持たせてこなかったけど
これからは親のほうから頼む『持ってください』。
ただでさえ希薄な今どきの子どもたちの人間関係。
もっと関わっていろいろしゃべって
本音だせる状況作っていかんとあかんかもしれん。

by yukari  at 21:47
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