環境のちがい
『安いは愛だ』の文字が出て
奥さんにプレゼントを差し出す夫。嬉しそうに笑顔満面の奥さん。
あの西友のコマーシャルはいかがなもんかと我が家で今話題。
奥さんに安いプレゼントあげてるみたいやな、と。
たぶん、日頃安く西友で買い物して、節約できるから、奥さんにプレゼントのひとつも買ってあげられる、という
そんなこと伝えたいんやろうけど、ちょっとね。
受け取り方は見る人によってそれぞれ。
息子たち、こないだそれぞれ英検準1級と2級を受けた。
準1級のアニキは1次合格で日曜の2次面接進出、2級の弟は1次の筆記で不合格やった。
ヒアリングはよかったのに、ミスった箇所がスペルちがいやったってことで、
弟についてはまぁ今回はしゃあないやろうと思った。
アニキは小5の帰国直後に2級を受けてあっさり受かった。
朝から晩まで、一番吸収する時期に英語漬けで鍛えられたアニキには
その2級が日本の高校生レベルと言われたって、アメリカの小学生中学年レベルの英語内容やったわけなので
どうってことない感じやった。試験会場にちびっこがひとり混じっとって、それが違和感たっぷりやった。
でも弟は小1に帰国してしもたから、完全に普通に日本人の子とおんなじスタートの英語の勉強になってしもた。
幼児期のアメリカでの思い出は残っとるみたいやけどなぁ。
あっちではうちの中で一番ネイティブ英語しゃべっとったがに
日常で使わんようになると、こうもあっさり語学って〜のは衰えるんやなぁと、わかりやすい例そのものになってしもた。
親心で月に1度か2度行かしたNOVAなんか、高いばっかでまったく役立たずで終わってしもたし。
たまにやったって意味ないゆうことがようわかったわ。
朝から晩まで英語漬けで過ごさんと、
必要にせまられて日常で必死に使わんと、
まったく身につかん。
だからほれ、親(あたし)だって、帰国して6年経って、今スラっと言える英文はたったひとつ。
『Can I try this on?』(試着していいですか?)
だけや。服買いに行くときに念仏みたいに何度もとなえて必死に覚えた文やもん。これだけは忘れん。
上達したけりゃ現地で暮らせ、ゆうことやなぁ。次男、北海道弁は確実に身についとるもんな。
小学生時代から大きくなるまでどこで過ごすかどこで鍛えられるかで、 いろんなことに影響する気がする。
ま、そうはいっても努力は必要、意識は必要、ということで
また公文の英語でがんばってみ。たぶん、やった分は力になると思うし。