今日のおやつ
米粉の蒸しパンと
まんまるドーナツ。
おやつをいくら置いといても足りないくらい、
次男は今が食べ盛り。
8年前に帰国して1年くらいは、息子、特に次男の味覚は変だった。
日本の食べ物や煮物について『味がない』と言った。
繊細なだしの味がわからなくなってて、日本人的味覚がちょっと破壊されてた。
アメリカのはっきりくっきりの甘さとか
口の中が真っ赤、あるいは真っ青に染まるような刺激的なお菓子に
学校でも友達の家でも4歳から親しんでた次男は、
8歳からの長男よりもアメリカテイストに浸りきった。
『いつもデービッドからもらってたロールアップ(真っ赤なキャンディ)おいしかったなー』というのがいい思い出らしい。
しばらくはほんまにどうしようかと思った。
しっかり味あるやろ、というものにもちょっと物足りなそうな顔してた。
だけどさすがにこの8年間、日本食の中で暮らしてきて、
特に最近のあたしの味付けはけっこうな薄味だし、おやつも砂糖が最小限のレシピばっかり検索して作るし
今は味がどーのより食欲のほうが勝って、とにかくおなかもすいてるからあれば食べる。
そんなことを繰り返してるうちに、このあっさり甘みのおやつですらおいしいと思えるようになってきたようだ。
それでも基本的に市販のスナック菓子はやっぱり好きなヤツだし、
ときどきアニキが、学校で友達からもらったとかいうスナック菓子を
アニキが台所にぽんと置いとく(アニキは健康志向であんまり食べない)と
口においしいから次男はついひとりで食べきってしまったりする。
そしてこないだからお腹の調子が悪くてトイレばかり行ってる。
ひとりで全部食べるからだよ、それに油分がよくなかったんじゃないの?と
家族からさんざん言われるはめになり、本人も「そうかも...」と
お腹の調子の悪さから実感してくのだ。
ま、そんなことからでも、”食べても半分にしとこう” とか
”こういうのは体にはあんまりよくなさそうだから、ちょっとにしとこうか”とか、
そういう意識が育ってくれたらいいな。