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12月はやっぱり辛いのか

叔父が亡くなり、父が亡くなり、最後に祖母が亡くなった12月。
あれから少し時間が経って、息子たちの成長とともにクリスマスを演出したり引っ越しでそれどころじゃなかったり、
そんなバタバタの12月を毎年送るうちに、辛さもだいぶまぎれてきた最近の12月だった。

ところが昨夜夫からの話に衝撃を受けた。
『今朝連絡あったんだけど...会社の方の奥さんが亡くなった』
『昨夜自宅で突然脳出血で倒れたらしい。それでそのままだったそうだ。』『来週50歳の誕生日を迎えるところだったらしい...』

...じゃ、49歳?!若いよ、まだ若いじゃないの〜!

お子さんはひとり。でももう結婚はされてるからそっちの心配はないと聞いて少しほっとした。けど、
ひとり残されたご主人(会社の方)のことがすごく心配。まだ53歳くらいらしい。

もともと札幌のこの近所で子育てをされた方で、仕事のこともあって夫婦はあるときから東京暮らしになってた。
特に奥さんが東京を気にいって暮らしていたらしい。
でも奥さんの実家は札幌なので、ご主人だけで仕事で札幌にくることはしょっちゅうあったけど、
来週は誕生日もあることだし、一緒に札幌に帰省しようかと計画してたようだ。そんな矢先のこと。

えぇ〜...聞くだけでせつなくなる。

東京暮らしなものの、友人や親はみな札幌にいて、葬儀をどちらでおこなうことになるのかなど、
悲しみの中この数日で決めなきゃならないことが多い。
忘れかけてた父親のときのどたばたがフラッシュバックしてきた。
悲しいさみしいだけどあれ決めなきゃこれやらなきゃ人に挨拶してあれしてこれして...

残された家族のやるせない気持ちと変な忙しさ。あれはどうにかならないものかと体験から思ったんだった。
そうだ、そうだった。
あたしは、ああいうしんどい思いを家族にさせたくないと痛感して、
まだ元気なうちに全部決めとこうと思ってたんだった。
そのために取り寄せるものも取り寄せてたんだった。そうだ、そうだった。
本屋で遺言書作成ブックも買って書きこんでおかなきゃと思いながらそれを用意することはあとまわしになっていて、
だけどやっぱりそれに自分の希望をしっかり書いとかないと、家族が困るだろう。
ドタバタの中急きょ葬儀場所が決まって式をして、そして骨は...どーする?みたいなの、ほんと困る。
それはあたしが先にの場合も、夫が先にの場合もどっちも。

墓のことは北海道で暮らすうちらにとっては深刻な悩み。
もしあたしに、もし夫に、なにかあったとき、収める場所がないとなると、息子たちはどうしていいやらだ。
あまり愛着もない土地のよく知らない親族の墓に一緒くたに入れられるなんてカンベン、とふたりとも思ってる。それに
墓があると、これからあちこち飛び回って勉強したり仕事したりの可能性がある息子たちに大きな負担になる。
墓守なんかでしばりつけたくない。気持ちの中で親をときどき思いだしてくれれば充分だ。
だから夫とのあいだで、墓は無しにしよう、と半年ほど前あたりから話はしてきた。

日頃、特にそういうさしせまったことがない時には平穏な暮らしに安心しきって、なかなか行動ができない。
だけど、身近に訃報を聞くと、それも40代となると...。

ちゃんと決めとかないと...。



by yukari  at 10:46
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