2011年1月 6日
雪を見ながら
『今年最初の冬将軍、猛威をふるいそうです。明日はこの冬一番の冷え込みになりそうです...』
今日から1月20日にかけて小寒、1月20日から大寒といわれる、寒い季節。
そのとおりにちゃんとなるもんやねぇ...。
大伴家持は昔富山で、立山に降る雪を見て歌った...
『立山に ふりおける雪をとこなつに 見れども飽かず神からならし』
というわけでうまれた越中のお菓子、とこなつ。
あたしが小さい頃からあって
いっつもどこかからの頂き物とかで茶箪笥開ければあったなぁ。
子供の頃は地味でなんだかやたら甘い印象しかなかった。
外見はどこから見ても子ども向けじゃない。しぶーいお茶と一緒に食べるような茶菓子。
富山にはこういう、包装紙も万葉の、大伴家持を前面に出した雰囲気の和菓子が多い。
良く言えば上品、育ち盛りの子どもにしてみれば、腹の足しにはなりづらい和菓子。。。
白小豆の餡を求肥で包んで極上和三盆を使用して...と書いてある。
説明書きをまじまじ読むのも初めてだ。
数十年ぶりに食べてみた。ぽんっとひとくちで食べると外側はあっさり...と思って噛んでると
やっぱり中の餡はけっこうしっかり甘い。だから食後にこれ1個食べると、甘さ欲は完全に満たされる感じ。
今も変わらずこれは、正統派の和菓子だった。
by yukari at 08:47