トップページ »  » 雪を見ながら

雪を見ながら

『今年最初の冬将軍、猛威をふるいそうです。明日はこの冬一番の冷え込みになりそうです...』

今日から1月20日にかけて小寒、1月20日から大寒といわれる、寒い季節。
そのとおりにちゃんとなるもんやねぇ...。

DSCF5874.JPG

大伴家持は昔富山で、立山に降る雪を見て歌った...
『立山に ふりおける雪をとこなつに 見れども飽かず神からならし』

というわけでうまれた越中のお菓子、とこなつ。
あたしが小さい頃からあって
いっつもどこかからの頂き物とかで茶箪笥開ければあったなぁ。
子供の頃は地味でなんだかやたら甘い印象しかなかった。
外見はどこから見ても子ども向けじゃない。しぶーいお茶と一緒に食べるような茶菓子。
富山にはこういう、包装紙も万葉の、大伴家持を前面に出した雰囲気の和菓子が多い。
良く言えば上品、育ち盛りの子どもにしてみれば、腹の足しにはなりづらい和菓子。。。

DSCF5873.JPG
白小豆の餡を求肥で包んで極上和三盆を使用して...と書いてある。
説明書きをまじまじ読むのも初めてだ。
数十年ぶりに食べてみた。ぽんっとひとくちで食べると外側はあっさり...と思って噛んでると
やっぱり中の餡はけっこうしっかり甘い。だから食後にこれ1個食べると、甘さ欲は完全に満たされる感じ。
今も変わらずこれは、正統派の和菓子だった。

by yukari  at 08:47
2022年9月
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30