母子手帳に見る、母の、子への気遣い
長男はこないだの合宿でさっそく友達ができて
ますます4月が楽しみになったようだ。
気がつけばあれからもう数日が経ち
そういえば、いろんな手続きの案内はいつ届くんだろう?と声かけたら
あ、もらってる、と。おいおい...。
見れば
提出書類がいろんなしめきり期限であって、
寮費の振込も期限付きであったり、
入寮までに受けとかないといけない予防接種もあったり、
布団をレンタルするならそれで申し込まなきゃだったりと
...急いでいろいろやることあるんじゃん...あ、もらってる、じゃないやろ...
予防接種については
入寮までにMRをできれば2度、と。おたふくや風疹など過去の記録も必要なので
『母子手帳をコピーして添えること』と。
自分の大学生活やそれ以降にも、自分の母子手帳の出番はいっさいなかったから、ちょっと驚き。
この年齢になってまさかまだ母子手帳の出番があるとはね。寮だからなんだろうけど。
息子たちのは予防接種の記録だけでなく、成長の記録のページにもあるていど”笑いました”だの”はいはいしました”だの
マメに書き込みしたから
あとで息子たちがふりかえって見るにしてもわかりやすいはず。
しかし
あたし自身の母子手帳はほんまに...。
息子妊娠したときに、そういえばあたしの母子手帳ってあんの?と母に聞いて
「あるわいね」と出してくれた、自分の母子手帳。
ん?8月交付?妊娠して6ヶ月まで行っとらんかったん??とっくにお腹大きくなり始めとったやろうに、どーゆー...
ともかく...どれどれ、で開いた1ページめ。
隅っこに”幼稚園”の漢字を確かめ書きしたかのような跡が...なんでここに書くかなぁ?...
雅、と、稚、どっちだっけ?みたいな感じ...目に見えるよう...
妊婦中の検診のページ。お母さん、全然病院行っとらんだやろ...
極めつけはあたしが生まれたときの記録。
地元の小さな産院のおじいちゃん医師の書き込み。
あたしが見た時、くっきり『死産』のほうに丸が。
え、あたし死んでるよ...
でも、蘇生させたとかどーのとかも書いてなければ
その後の記録はなにごともない感じ。
つまり
丸の付け間違いかよ...
そんなことより
『死産』のほうに丸ついてるのに、まったく気がついてない母親ってのもどーなの...ということに
心の底からあきれた。
『あちゃっ、ほんまけ〜?!』って、娘に指摘されて気づくって、ほんま、どーゆーこと?
その後あたしが自分で『死産』の丸に訂正ラインを引き、『生産』のほうに鉛筆で丸を付けた...
むなしかった。子どもも3番目にもなるとこんな扱いかと思った。ひとり娘だってのに。
『あんたはいつのまにか大きくなっとったわ』
そりゃそうやろ、母親がこんだけテキトーやったら『いつのまにか』やろね...。