動物的勘に従って
この連休は、すべて清算してしまいたいと思ったこと清算しに行動してた。
人間、やっぱり面倒くさいことはすぐにはやりたくないもので、
切羽詰まってようやく動けるってとこある。
『今やらなくても別にいっか』という自分に対しての甘えとか怠け心がある。
でも予定外にスムーズにことが運ばなくなると、
”あのとき行動しとけばよかった”になる。自業自得。
特にそれが取り返しのつかない、今を逃すともうあとがないような物事だとすれば
なおさら自己嫌悪。
だからふと、今はこうしたほうがいいんじゃないか 、と思った...ん〜ちがうな、思ったんじゃなくて
動物的勘で、こっち!と感じたら、迷わずそっちに動いたほうがいいんだ。
津波が来て、高台へ向かう道路が車で渋滞してて自分たちも身動きとれなくて、
でももうバックミラーに津波が!そのとき、小さい子を車に乗せてた母は
とっさに横の路地に急発進して曲がった。そのおかげで、そこらの家の2階まで波で自分たちの車ごとふわーっともちあがったのに
そこにあった家がストッパーになって、波がひいたとき海にもっていかれなくて済んだ、という話を今回聞いた。
それはその母の動物的勘がとっさに働いたとしか言いようの無い出来事だった。
食パン1枚、バナナとソーセージと卵はあるから
好きなように使って自分の分の昼食作って食べといて。
そう次男に言って、家族それぞれ用事にでかけたこの連休初日。
次男が完成させて食べてた昼食はこれだった。
料理は机上の勉強以外の脳みそを使う。たぶんテストで毎度100点とれることよりも
料理ができる、アレンジがきく、発想に柔軟性がある、そのほうが
逆境にも強く生きていける気がしてる。もちろん両方できれば文句はないけど。
その日、
せっかくバイトしたんだから、店で作ってたの家族にも作ってよ、そだ、夕食全部任すから、と長男に言って
親は安心してでかけた。
鮭とじゃがいものチーズ焼き、きのこ汁、が店でやってたメニューと。
サラダくらいすぐできるでしょ、でサラダ。ご飯は次男が炊いときなさい、と次男に指示しといた。けど
たまに久しぶりにやらすと水加減まちがって焦げこげ。あかんなー、やっぱしょっちゅうやらせんと。
とっさのときに『これでもうだめだ』とぽきんと折れやすい精神力だと生きていけない。
エリートで挫折を知らない大人でこういう人が多い気がする。
あれがないけどこれは持ってる、
あれもこれもないけどそれだけはある、
あれもこれもそれもないけど体はあるからなんとでもできる、
そういうふうに発想が柔軟かどうかが大事。
片言でも英語でコミュニケーションとろうという意識があれば、世界中でどうにかなりそうな気はしてる。
実際、フィンランドでへたくそな英語でもどうにかなった。あそこはフィンランド語圏だったけど。
ただ、フランス語圏では英語だけではどうにかならない、けっこう心が折れるシーンが多い、ということを
夫の体験から聞いていて、いつかパリに観光に行ってみたいと思ってる自分としては、
フランス語が話せないってことで鼻であしらわれるような屈辱的シーンはカフェなんかで味わいたくないし、
フランス語がわかるとヨーロッパではかなり便利、なんならアフリカでも使える、なんだか最強!という気がするから、
最近フランス語を独学しはじめてる。
こういうくだらない理由から始まっても、自分の特技はやっぱり幅広くあれこれあるほうが強いと思ってる。
ボンジュ〜ル。
メルシ〜。
まずは挨拶。
こんにちワン。
ありがとウサギ。
ほんと、魔法の言葉。挨拶だけでもできればそれでけっこう世界中の人と握手くらいできる。
ぽぽぽぽ〜んだ。