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あっというまに夜

オフの木曜日だった。
家から1歩も出ず、ぼーっとして
珍しくうたた寝までして
気がついたら茶の間に次男が学校からとっくに帰ってた。
今週は月曜からボロボロすぎて
ストレスから片目のきわが腫れてる。
明日の保育園は
菜飯と石狩汁と五目豆と豚の生姜焼き、そしてパイン、という献立。
やることいっぱいありそうだから
朝6時半前にはうち出て7時から作り始めないと。

今週、あるきっかけでいろんなこと考えた。
自分は慣れてきたこの生活ペースで
ここ数年のようになんとなく1年が経ち、気づけば45歳になり50歳になっていくのかと。
気づけば6年も経っちゃって、来月から7年目に突入する居酒屋仕事。
ついこないだ、何人かとも『6年も経ってしまったよ』『あたし、7年だ』『あたしは8年!』
という話をしたばっかりだったけど、
7年、8年の人は皆社員だから。厨房バイトで夜6年も続いてるのはあたしだけだ。
6年といえば
小学校に1年生で入学した子が大きくなって6年生になり卒業しちゃうくらいの期間。そう考えると
うはぁ〜...と思う。
次男が小学3年生の終わり頃にここであたしは働き始めた。
石狩から片道1時間かけて通ったりしたことや
2年目からは生活のために平日毎晩ここで丸2年間働いたこと、
母として少しは学校行事に顔ださないとまずいかもと思って、その時間確保のためにも週5から週3に変えてもらってさらに3年間。
よくまぁなんだかんだで続けてきたよなと思う。その次男ももう中学卒業なんだから。。。

ただ
ほんとにこのままなんとなくまた1年、2年、という感じで過ごしていって
それでいいのかという気もしてる。
仕事やメンバーにも慣れて、確実に今までどおりの収入が保証されててそれがなにより安心じゃないかと思う自分と
結局41、42、43歳の時と同じような時間配分と仕事内容で、44歳から以降も過ごしていくことになるだろうそのことに、
ほんまにそれでいいのか?と思う自分。
もう20代30代とはちがうんだから、やたらと野望もつ年頃は過ぎた、今後は安心を優先すべきと考える自分と
いやいや、44歳の今だからこそ、今後に続くことを考える最後のチャンスかもしれないと考える自分。
それはやっぱり自分の立場が
”バイト”だからかも。社員は会社から守られる保険や保証がなにかとついていて、いろんな場面で優遇されるのを目にしてきた。
そんな時、ほぼ同じ仕事をしていても自分は”バイト”だと実感する。
老人ホームのバイトのとき、雇用保険をつけてもらえて単純に嬉しかった。バイト生活では初めてのことだった。
仕事は過酷だったけど、そういうことに気づかせてもらえただけで、あの職場には感謝してる。
あれをきっかけに、雇用保険付きのバイトというものにこだわるようになり、保育園バイトに運良くつけた。
そうやって、
新しいなにかに関わるたび、あたしはなにかを学ばせてもらってきた。
言い換えれば、今いるところにずっととどまれば慣れてラクなんだけども
自分の知識や経験はそこ止まりになる。人間関係も。
北海道ではただでさえ狭い人間関係の自分。このまま40代をなんとなくやっていくというのもちょっと残念な気がしてきてる。
振り返った時、後悔しない自分の40代はどんな過ごし方だろう?


by yukari  at 23:07
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