職人技
近所の図書室に本返却がてら
そういえば今年の優勝作品、もう買えるはずだよね?とマサールに寄り道。
サッポロスイーツコンペティション。
あたしがこれに気がついたのは
札幌に引っ越した冬。
その年は息子の中学近くの『館』という店の白いティラミスが優勝して、興味半分で買って食べたところ、
白いのにちゃんとティラミスという味に単純に感動したんだった。
あれから毎年いろいろ優勝作品は出てたけど
買って食べてみようと毎回思えたわけじゃない。
でも今年は味の想像がつかないのと見た目の素晴らしさに好奇心がわいて
ぜひとも、と。
それもすんごい近所だし。
さっぽろTOMATOフロマージュ。トマトに注目したってとこも、
見た目もとにかくいいよねぇ。つるつるぴかぴかで。中、どーなってんだろう?と。
だけど、それ目当てで行ったはずが、その横に並んでた真っ赤なハートのケーキに目が釘付け。
んん??これは...?表面、ビロード??ケーキなのにこのマット感はなんなんだ??これこそ、中、どーなってんだろう?
さらに、ショコラティエの店なだけに当然チョコレートケーキが『まちがいなくおいしいです』な風格で何種類も並んでて。
その結果
3人で全部少しずつ食べてみるしかないでしょう、と。
ここで
断面もしっかり写真に撮ってブログにのっけちゃう人も多いと思うが
あたしはそんなことしない。
だって、
中、どーなってんだろう?も楽しみのひとつ。
見せてしまうと食べる前から楽しみ半減。買わずして中を見られちゃうってのも、それで知った気になられちゃうってのも
職人にとっては気の毒な話。ちゃんと買って食べて知った上で語ってくれよ、だ。
興味あるなら、店に来て買って、自分でスプーンいれて食べて、感動するべし。
久しぶりにそう思えたケーキだった。
あ、もうすぐ結婚記念日。ちょうどいいや。21年として、なかなかいい出だしのお祝いケーキになったかも。
これから3週間ほど、なんだかんだで、結婚記念だし〜とか言って口実にしちゃおう。