ここではきだすしか
昨夜、夫は、
京都から北海道にきまま1週間旅行しに来ていたサッカー仲間と何年ぶりかで再会してた。
お土産に
聖護院八つ橋をいただいたので
今朝のコーヒーと一緒に。
やっぱ八つ橋の中身は、あんこのがおいしいわ。
この週末 、夫はいないということと
どーせ息子もバイト三昧で基本的に留守がちだろうということで
結婚記念日だけどあたしひとりでどーすっかなーと昨日はこの週末の過ごし方をあれこれ考えてた。
東京に遊びに来なよ
富山においでよ
声がかかると単純に嬉しくて
ほんま、そーすっかなーと思ったり。
だけど。
身内や親戚が誰も北海道にいない15歳を家にひと晩置いて、『ちょっくら2日ほど本州に旅に出てくるわ』は
母としてどんなもんよ、と、気がとがめてブレーキがかかってしまい
残念だけどこの週末に限り、ちがう方向で考えることにしようと自分をあきらめさせた。
安くない飛行機代をかけて行くなら、せっかくだから会いたい人にはめいっぱい会って、
思う存分時間を楽しみたい思いもあるから
どっちに行くにしても
土曜に着いて日曜にもう帰る、ってんじゃ、もったいない、事前に計画たててから、とも思うし。
それになにより
どうせ行くなら、夫が家にいてくれる週末に、息子の件は安心して でかけられる時のほうが楽しめるからなぁ。
ここ数年、いろんなストレスもあって沈んでた夫は、半年前に
母校東筑高校の後輩が近所に住んでることがわかってたびたび会って食事をする機会があってから、急に元気になってきた。
東筑高校同窓会北海道支部までたちあげちゃったしなぁ。
昨日会ったのは、神奈川時代のかつてのサッカー仲間だし、
週末は東筑の同窓会。10年ぶりの福岡、そして30年ぶりの仲間と会うということで、
これ以上ないエキサイティングなスケジュールだろう。
アメリカから仕事で札幌にちょっと来た、という人と会う機会もときどきあるし
結局、そういうことなんだよね...本州時代のかつての仲間としゃべるひとときが本人にとって一番リラックスできてるんじゃないかと。
私もそれは自覚してて
北海道に来てからこれまでずいぶんとあちこちに顔出したりこっちで知り合い増やそうともがいたりしてはきたけれど
道民とは感覚がちがう場面にとまどうことが多く、それがかえってストレスになったりするもんだから
今はもうあらたに知り合い作りの場にわざわざ出向いていかなくてもいいか、と完全にひきこもってる。
職場でも、数名いる本州出身者と関わってるときにはなんの問題もないことが、道産子と関わると、『え〜、なんで?!』な大雑把なことが多くて
そのたびためいき。それを毎回体の中にためこんで帰宅するから、最近どんどんお酒の量も増えてしょうがない。
これは札幌学となってるけど
基本的に北海道民全般に言えることがいっぱい書かれてて
表紙のように
羊が丘に立つクラーク像が指さす先にはたしかに時計台があるあたりかもしれないし
そのあたりを右にまがったどこかに結婚式場はあるのかもしれない。
だが!
肝心な『どの道を』まっすぐ『何キロ先』まで行き、時計台が見えたら『どっち方向から』右に曲がって『何メートルほど』行った先の
『どんな建物が』結婚式場なのか、そういう肝心な説明を全部はしょってしまう大雑把さが
まさに道民だ。
仕事でもそのはしょりの多さのせいで、毎度ほんとに疲れる。説明くらい、きちんとしてくれよ...と思う。
聞く相手の立場になって考えればわかることだと思うが、特に本州に出た事がないまま、30代40代それ以上...の人は
説明の雑さがひどい。そしてそれをまったく自覚してないし、説明してなかったくせに『言ったしょ!』とか平気で言う。
さらには『言ってないけどわかってよ』とまで言う。ムチャだってば。
なんなら『そこまっすぐ行けば東京。そこから電車のればディズニーランド。』とでも言ってやろうかとすら思う。
そんだけの説明でわかるゆうことやろ、と。
まぁ、たびかさなるそういうことに、精神的にけっこうへたばる、北海道生活。
こないだ、夫のもとに『あなたのように会社をぽんと辞めての移住に憧れる。自分も考え始めてる』という中身で
かつての知り合いつながりから連絡があったらしいが
夫は「ぜひ」とは言えなかった。カフェめぐりやらきれいな景色やらの写真をUPしていかにも優雅な田舎暮らしに見えるかもしれないが
1割のいい写真しかのせないし、いいことしか書かないだけで、9割は移住転職で苦労の生活だから「いいよ〜」とは簡単に言えないと。
実は夫も、仕事で関わる道民とのやりとりの中でそうとうストレスがたまってる。
去年10月に富山に行って友達や家族と会ってほっとリフレッシュできたあの日から7ヶ月か。
こないだ行った神戸はひとり旅だったから、ちょっとちがう意味の旅だったしな。
そろそろどこかに息抜きしにいかないとなぁ。