月曜帰宅
空港からうちのそばまで行けるバスの運行始発時間が9時43分、というわけで
それまでの1時間半ほど、早朝の新千歳空港内をぶらぶらしてた。
お土産売り場が開店するのが8時すぎ。
朝のすいてるお土産売り場をゆっくり見て歩くのはノーストレスでいいわ。
そして、あるお菓子屋さんの店頭に、普段はみかけないものがほんの5箱積まれてるのを発見した。
”シェフのおやつ”と帯がかかってる箱。中身はバームクーヘンの切れ端だ。値段も安い。
これはもしかして、開店直後にしか並ばない、ほんのちょびっとのお得商品かも。
なんかラッキー、と買う。清算して店を出る頃、他のお客さんがそれを3箱手にしてた。
バス乗り場近くの椅子に座って、あとは文庫本でも読んでよう、と。
そこへとなりに、仕事で来たと思われる大阪弁のおっちゃんが座り、仕事と思われる電話を、大きな声でやってた。
ぜーんぶ聞こえて、それでもやっぱし大阪弁は和むな...と思いつつ、あたしは宮本輝の本を延々読んでた。そしてようやくバスが来た。
車窓から見る札幌は青空でカラッと晴れてて、道ばたには木々が黄緑で、花もカラフルに咲いてて...
『色がある』とまず、思った。
そういえば、今回東京で見た景色に一番多かったものはグレーだったかも。
曇り空だったから空がまずグレーで、築地場内、場外ともに建物がグレーで、
銀座はデパートや建物が白というかグレーというか。
隅田川も緑がかったグレーだったし、フェリーから見える川沿いの建物もだいたいがグレーだった。
スカイツリーは白&グレー。そんな中、浅草寺の赤と、スフレの黄色と、デンキブランのオレンジがかった色だけが
ぽんぽんとあたしの頭に印象付いてる。花や緑は今回の行動範囲ではいっさい見かけなかった気がするなぁ。
うちに着いて
その少しあとに、マグロ屋さんが送ってくれた荷物が届いた。
最初に買っただし巻き玉子。
20枚入り生のコハダは14枚を
さっそく酢じめ。
6枚だけは生のまま冷凍。
今度別の料理でも試してみたくて。
めばちマグロは刺身に切って
とり貝9枚はさっと湯通し
しらすは小分けして冷凍
夜は、握った酢飯にトリ貝とコハダのせたにぎり寿司風にした。
しらすは、茹でブロッコリーにばらばらっとちらした。
コハダやトリ貝は北海道ではほとんど手に入らない。店頭にも並んでない。
だから、東京ならではのものにこだわって家族へのお土産にしよう、とこうなった。
息子は初トリ貝、初コハダ体験だったけど気にいってくれたようだ。
夫にとっても何年ぶりかわかんないくらい久しぶりのトリ貝&コハダだった。
喜んでもらえてよかったよ。
旅させてくれてありがとね。