タルタルソースサンド
エビの身のあいだにタルタルソースをはさんでパン粉まぶして揚げる、なんてこまかいことを自分でやるとかえって高くつくので
そういうときは安売りの冷凍食品を使う。
ジムに行きたいところだけど
昨日から貧血ぎみ。
そこを『行け、行くんだ』と自分にムチうって行って、
1日のスケジュールを空白なくぎゅーぎゅーに埋めることで充実感を得たろうと思うのが1年前までの自分。
今は、
内心迷いながらも『今日はやめとこう』と思うようになった。『体調いいときに行けばいい』って。
だから今日は『無理して行かなくていいよ』って自分に言えて『うん、わかった』って自分に納得できてる。
なんか...おとなになったな...がむしゃらな自分、忙しい自分が格好悪いと思うようになって。
心の空白とかぽっかりあいた時間をなにかで埋めなきゃとか思いがちだった、貧乏性の自分。
その結果やたら忙しくなって、
たちどまってゆっくりなにかを考えるとか、ただただ心を休ませるとか、日頃あとまわしにしてたどーってことないなにかに目を向けるとか
そういうことに向き合えなくなってた。たぶん、慣れてなくて、時間があいてなにしようもない自分の状況がこわかったのかもしれない。
1日をぎゅーぎゅーに空白なく埋めなくなって
ぽっかりあいた日のほうが多くなってみると、最初はどうしていいかわからなかったしただでさえ近所に友人もいないから
さみしくて仕方がないときもあったけど
ふと、ほんとにふと、気づくことがいろいろあって
例えばそれは、弁当箱を包む布のバリエーションがあまりないからひとつ増やしてみようか、とか
そういや床にワックスかけたことなかったな、かけてみるか、とか
春タケノコ買ったからぬかで茹でよう〜茹でたら煮物と味噌汁とタケノコご飯作ろう〜春だな〜とか
化粧品の時間経ってるやつ、この際チェックして処分するか〜とか。
今すぐやらなくてもよさげなことは全部あとまわしにしてきたけど
ほんのちょっとの気持ちの余裕さえあればできたはずのこと。
忙しさとひきかえに収入をそれなりに得たけど、その分暮らしが少し丁寧じゃなかったし、やっつけ作業的になってたな〜って思う。
海外のリゾート地に行くと、海外の客はとにかくゆっくりなんにもしないで浜で過ごす。それがなによりのゼイタク、と。
だけど日本人は海外に行くと、とにかく観光地をちょこちょこと忙しくめぐって、
忙しくここぞとばかり買い物。休むどころか疲れに行ってるみたいに
動き回る。なにかしないともったいないと思ってしまう。
40代のうちに
なにもしないできれいな景色をながめてゆったり時間を過ごせるような大人になるベースを作っときたいと思う。