卒業
昨日は次男の高校の卒業式だった。
運動部活に力をいれてる高校なだけに
式の運びも正当派で
スポーツマン的生徒や先生がここまで多いと
ひじょーにてきぱき、はきはき、団体行動も迅速で
久しぶりにさわやかで気持ちいい式典だった。
式は1時間ちょっとで終わったが
各クラスに戻ったあとの最後のホームルーム
ここで想定外のことがおこった。
運動部員が多い学校ということは
学校を休まない子が多いということで
1年間皆勤もそうとうすごいと思ってたけど
3年間皆勤の生徒が何十人もいて卒業式で表彰されてて驚いた。根性がちがう。
その中でも息子のクラスは3年間皆勤が一番多いクラス(つまり運動部員率80%ほど)で
つまり言い換えると、とーっても元気でやんちゃな生徒が多く
明るくはじけまくって終わるんだろうと思ってた。が!
ひとりずつ前に出て担任から卒業証書を受け取ったその場で
ひとことずつみんなにむかってコメントを言う時
感極まって泣きながら話す男子続出!
「僕は公立落ちてここに来たんだけど、この高校で、このクラスで、ほんとによかった」
「卒業するのがさみしくてしかたないです」とか男泣きしながら話す男子達。
もー泣くなよ〜。。。
思わず泣けてくる親続出。今回珍しく卒業式が日曜にあたったということで父親も大勢参加してて
お父さん達も涙。
つられて女子も泣きながらひとりずつ
「このクラスは第一印象が最悪で、最初、いちいちアツい先生のこともきらいでした」とか
「男子はデリカシーがなくていっつもデブデブ言われてくやしかったんだけど」とか(柔道部女子)
「先生は字が汚いし」とか
ハンカチで涙ふきつつ話し始め
どの子も「だけどみんな笑わせてくれて楽しかったし、先生も進路のことで親身に相談にのってくれて
ほんとにこのクラスでよかった」「親には高校生活を支えてもらって感謝してる」という内容でしめくくり、
今回初めて卒業生を送り出すことになった若い担任も涙止まらず。
今回、夫とも感心したのは
”みんな前に出て話す話(文脈や構成)が上手”ということ。さすが文系だなーと。(息子以外)
素直に口から出てくるその言葉がいちいちぐっとくる言い回しで
涙とまらないし部屋の暖房はあついしで
涙ふいたり汗ふいたりもう忙しい1時間半だった。
すべて終わって担任にも挨拶して夫と学校を出たのが午後2時。
汗と涙でへとへとで帰宅。
これでもう
子どもの入学式&卒業式に出席の親としての役割は
全部終えたね、ほんとに終わったんだね、と言いながら。
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