2015年3月 6日
心にしみる夕食
具材のことも
仕込みのことも
詰め方のことも
全部知り尽くして
仕事としていつも詰めさせてもらってた3200円のお弁当。
今日は大将や女将さんや皆さんからのプレゼントとして
完成品を3ついただいた。
お品書きが書かれた、ふたの上の掛紙をはずし
ふたを開けた時、中身がわかっていたにもかかわらず、やっぱりこの美しさに感動した。
そして2段めのご飯が今回は鯛飯とわかったとき
嬉しくて胸がつまった。
完成品を最初から最後まできっちり食べてみると
全体の味のバランスの良さに あらためて感動した。
想像以上のおかずの充実ぶりと満足感で
いつもお昼のお弁当として注文受けてるけど
今夜の我が家みたいに
夜に食べてもいいくらいというか、日本酒飲みつつつまむのにもいいような
まるでこれはおせち料理並み、和食のコースの盛り込みのセットだと実感した。
このエビの殻むき、いつもお母さんがしてたんだよ
茄子の田楽は実はすごく手間かかってるんだよ
東寺揚げなんて刻んでこねて包んで蒸して揚げて、それ毎回この店はそこから手作りしてるんだよ
で、これはねー...
今日初めてこの弁当に対面したうえに食べられることにもなったラッキーすぎる男2人に
すべての具材の解説しつつ。
ありがたいなぁ
みんなの気持ちが思いが本当に嬉しいなぁ
最後にこの店で働かせてもらえて本当に良かったなぁ
一緒にもらった女将さんからの手書きのお手紙と
今日の担当だったパートさんから「おやつにしてね」と手渡された六花亭のお菓子詰め合わせも眺めながら
引っ越してもみんなとつながっていたいなぁ
そう思える人たちが最後の最後にここにできて、この札幌の円山に自分がいた意味をなんとか作ることができてよかった
と思った。
by yukari at 21:19
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