憧れの陸移動
早起きして
夫に弁当を作り
今日はその後
いつもとはちがう1日スタート。
各駅停車の鈍行だけで
富山から福井へ向かってみた。
北海道では青森への陸移動だってそうとうに長くしんどく効率も悪いから
他県への移動はどうしても飛行機になった。
そして天候が悪ければ頼みの綱の飛行機だって飛ばなかった。そうやって完全に孤立する瞬間というのが
北海道には多すぎた。知り合いや身内がすべて道内にいるならまだしも、
うちのようにいざというときに本州に行かなければならないのにJR北海道は簡単に止まるわ飛行機飛ばないわだと
どーすりゃいいの?とずーっと不安と戦ってきた自分としては
陸移動だけで隣県だけでなくその向こうの県にも簡単に行けることがこうも嬉しく安心材料になるとは
そのありがたみは実際離れてみるまでわからなかった。
約3時間の道のりだったけど
平日昼間は空席のほうが多いからのんびり座って
以前に兄から「これ、面白いから」ともらっていた本『円卓』を
丸ごと1冊読みきるのに夢中になって読み終わった頃にちょうど福井到着。
かつてのサークルの先輩が迎えにきてくれて
「何食べたい?蕎麦?豆腐?カツ?」
というわけで越前蕎麦&福井名物ソースカツ丼のランチセットを。
「どこ行きたい?恐竜博物館?永平寺?」
というわけで近い方の永平寺に。
そして想定外の永平寺のスケールに圧倒され
さらに「朝倉氏の遺跡にも行ってみようか」
あ、あさくら?それ誰ですか?
日本の歴史の無知ぶりを再認識しながら、とりあえず連れて行ってもらって
かつて越前で活躍した朝倉考景という人のことや福井の歴史に今も残る
かつての小京都ともいわれるほどの遺跡の場所をぶらぶらと散策。
なんだか今日は先輩のおかげで、歴史の勉強までさせてもらうというぎゅっと詰まった福井観光の1日になり
それも日帰りできてしまうという幸せ感につつまれながら
帰路は福井から金沢までは各駅停車、金沢からは北陸新幹線に乗ってみるという方法で。
足下広い!そして、手前に倒せる大きなテーブルと電源。
ただ
金沢から富山はトンネルで景色が見えない瞬間がけっこうあり
各停鈍行列車だと富山まで1時間はかかるのに、新幹線だとたったの19分。早い、早すぎる。
えー、もう着いたの、さっき乗ったとこじゃん、もう降りなきゃなの〜…あきらかに不完全燃焼。
このまま長野、いや東京まで乗っていきたいくらいだよ
と思いながらしぶしぶ下車。
ともかく
ほとんど知らなかった福井を少し知った1日。
自分の県のこともろくに知らないし、これからまだまだ北陸探検は続くなぁ。
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