パッチワークの日
先生のお宅にて
いつものようにみなさんとおしゃべりしながらパッチワーク。
最近孫が生まれた生徒さんのひとりが言った。
「うちの嫁さんは家にいたい人なんだって。だから仕事に出ないって言ってた。」
それを聞いた先生、
「あら〜いいわねぇ。うちの息子のとこにもそういう人来てくんないかなぁ。」と。
それを聞いたあたしは思わず
「え、家にいてほしいですか?」と聞き、
先生は
「やっぱりねぇ、そのほうがいいなぁ」と。
姑目線で考えると
今の時代でも
そんなもんなのかぁ。。。
ただあたしはふと
家にいられない経済状態やったらそういうわけにもいかんよなぁと
自分の状況と重ねあわせて考えとった。
先生はご自身が専業主婦であり、
趣味がこうじて月に数回自宅で生徒さんを呼んでレッスンされとるけど
生活がせっぱつまっとらんからこのようなペースで暮らしていけて子育てにも専念でき、それも終えたし、
今は満足されとるんやろうと思う。
けど
いくら家におってほしい言われても
家計のために働かんなんことは今の時代ようあること。
パッチワークのレッスン中のおしゃべりのなかで
いつも感じるのは
先生や生徒さんたち、50代60代以上のかたがたは、結婚する=家庭に入る=専業主婦があたりまえやったみたい。ほんで
子どもが小さい頃は、専業主婦として母としてかなり楽しく子育てされとった様子が、みなさんのお話から垣間みられる。
昭和やったからそうできたんやとあたしは思う。
昭和の子どもやったあたしの目線から見ても
あの時代の母親世代はほとんどが専業主婦やった気するし
子どものこともけっこうほったらかしでもどうにかなったような、治安も今ほど悪くない、
のんびりととても子育てしやすい時代やったんじゃないかなぁ。
けど
平成はそうはいかんようになってしもた。
経済もそうやし
子育てもいろんな意味でぴりぴりせざるを得んようになってしもた。
その変化を、昭和に楽しく専業主婦してきた方々にはなかなか理解しづらいようや。