歩いても歩いても
昨日、
前から録画しといた映画『歩いても 歩いても』を観た。
うちにところどころ似とった...。
嫁さんの名前も『ゆかり』。あたしは完全に嫁として感情移入。
そうそう、夫の実家で嫁としてこうゆうことよくあるんよ...と、ところどころで夫にうったえた。
無意識に言ってんだろうし無意識にやってんだろうけど、
そういう言葉ひとつひとつ、そういう態度ひとつひとつに
『嫁』は傷つくし疲れるし。
どうしてそんな言い方...と思っても実の親じゃないから面と向かって文句も言えず
ぐっとこらえるから嫁にとって夫の実家は精神衛生上ひじょーによくない。
ただ、この映画の救いは
義理の姉がYOUさんで、ちゃっかりした娘らしく親には面と向かっていちおう言いたいことは言い、
姑さんが陰で言ってた弟夫婦に関しての陰口は絶対弟夫婦の耳にはいれない気配りがあるとこ。
「こういうふうに言ってたよ〜」とうっかり弟や嫁さんの耳にいれてしまったら、
たぶんああいうおだやかな話の終わり方にはなってない、と思う。
一緒に観てた長男は、「ところどころ難しくて理解できないところがあった」と言った。
あそこのあの場面でし〜ん...とした理由は、あーでこーでこーだったから、と説明してやったら
「あーなるほどねぇ」と少し理解したようだが、結局自分はまだ結婚してないから
実体験がないから場の雰囲気や気まずさがまだ想像できなくて、
舅がうかつに言ったひとことのせいで、し〜ん...とし、
息子夫婦が不愉快な思いをしつつ怒りをぐっとこらえた場の意味がとっさにわかんなかったようだ。
『大人になればわかるよ』と言っといたけど、
言いつつもあたしは、息子と息子の妻になる人には
絶対こんないやな思いはさせないようにしよう、もっと気を使ってあげよう、と心に誓うのだった。
書類上は身内でも、結局は他人どうしなんだもの。
気を使いすぎるくらい使うくらいでちょうどいいんじゃないかなと思ってる。
今日はこれからアイヌ文化を学ぶ第2弾。木彫りに挑戦の日。