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自分のため 2

串カツで元気になってから
また堺筋線に乗り、途中で京阪に乗り換えて京都に入れたのがやがて夕方。
関空から京都までこんなに遠いとは思ってなかった。
そして地上に出れば西陽がめちゃめちゃきつい時間。

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暑さにめげ、寺の拝観もそこそこにバスに乗って北上し、三条で下車して、三条通りを歩いた。
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鴨川沿いの店は納涼床が出てる季節。ここはもうすっかり夏なのだった。
あたしはまだ北海道で桜も見ないまま、春を感じられないまま、いきなり夏まで飛んできた。

夕食後、夜の花見小路を歩いてみた。
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北海道が気にいって自然いっぱいのところで気持ちよく暮らしていると
北海道を出たくなくなる。とてもしあわせなことだ。
だけど慣れと同時に緊張感もなくなって、毎日決まった路線の電車に乗り、
慣れたルートで歩き、実はそういうとき、頭はなにも考えてない。

今回、初めて関空に降り立つことにして、そこから電車を乗り継いで京都まで移動してみようと決めたとき、
大阪のややこしすぎる電車の路線図を前にボーゼンとした。とっさに理解しきれない自分の頭。
たぶん、関西や関東を離れてそういう緊張感から何年も離れたことで、
かつてはどうってことなかったややこしい電車ルートを必死に理解しようとする力や脳が衰えたのかもしれない。
丸2日、地図を眺め通して、ようやく自分に必要なラインが見えてきた。
それをメモに書き出して、自分のメモだけを頼りに、地図はもたずに行動することで、
荷物を最小限に抑えられるし、途中で乗り換えも迷わずに済む。
自分なりに完璧なコースプランを書いて、そのとおりに乗り継いだつもりだった。
それでも特急を乗ったほうがいいのか、途中で各駅停車のにしたほうがいいのかなどまでは調べてなくて
目の前の特急に乗っていいものか、はたまた梅田行きには乗らないほうがいいんだっけ?とか迷ってるうちにそれは出発してしまい、
次の各停に乗ったばっかりにえらい時間がかかってしまったり。
そういうことのひとつひとつが、ぼーっとしかけてた脳にすごく刺激を与えた。

旅行、それも未知のエリアへの単独旅行は
ボケ防止になる、と実感した。

by yukari  at 17:13
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